パチンコ店長のマーケティング発想 | パチンコ店長の右脳。

パチンコ店長の右脳。

~3番店店長、総コンサルタント化計画~

こんにちは!


ロイです。


しかし・・・求人募集のレスポンスがすごい事になってますね。


自社系列のネットカフェの募集にも100名を超える応募がありました。


この先の日本経済はどうなってしまうのでしょうか。


そして、こんな状況下でパチンコ業界はどうなっていくのでしょうか。


今後も、「理論」より「実際に今考えなければならない事」に焦点を当てて書いていこうと思います。


・・・


さて、前回「ブランディングの土台にマーケティング発想がある。」と書きました。


では「マーケティング発想」とはどういった発想なのでしょうか。


前回「マーケティングとは物々交換の方法」と書きました。


私たちの業界で言うなら、


お客様に「結果的に自店でパチンコを遊技してもらうための方法」になります。


そのプロセスは、


1.「思い出してもらう」


2.「選んでもらう」


3.「来店してもらう」


4.「遊技してもらう」に分けられます。


そしてまた、そのお客様に対して、


5.「また来てもらう」必要があります。


「マーケティング発想がある状態」とは、上の5項目を意識して営業に取り組んでいる状態を表します。


上の5項目のプロセスに対して個別に考え、連動させ、実行していくのがマーケティングです。


この5項目の選択肢の中のアイデアが多い程、


お客様との「物々交換」が増え、売上が上がります。


特徴は、「仕掛けが行動を生む。」です。


・・・


逆に「マーケティング発想がない状態」とは、


「今、目の前にある問題がすべて。」の状態を表します。


行動がすべてバラバラです。


「その時、思い付いた事をする。」が行動の源泉なので、忙しい日と暇な日の差が激しいのも特徴です。


こちらは、「行動自体が目的」です。


また、両者が行う今日の業務は、


「マーケティング発想がある店長」は、「明日の準備のための仕事がメイン」。


「マーケティング発想がない店長」は、「昨日やり残した仕事がメイン」になります。


この両者の仕事は、短期的にも長期的にも計り知れない差を生みます。


・・・


次に、少し具体的な例を挙げてみようと思います。


例えば、お客様に対して緊急に告知しなければならない内容の店内POPを貼り出すとします。


1.プリントアウトしてセロテープで貼る。


2.プリントアウトして、ラミネートをかけてセロテープで貼る。


3.プリントアウトして、額に入れる。


3が一番「マーケティング発想が高い」店長になります。


なぜなら、上で書いた「4.遊技してもらう」段階に至るまでのプロセスの中に、


「最終的に自店が選ばれ、遊技をしてもらうためにこのPOPが果たす役割」を理解しているからです。


上の例で付け加えるなら、「セロテープをお客様に見えないように貼るかどうか」という選択肢も


含まれます。

・・・


もうひとつ。ある検証をしてみましょう。


自店のPOP、チラシ、DMなど全ての広告媒体に


「!」が幾つあるか数えてみましょう。(一応書きますが・・・京楽マーク除く。)


「!」自体に問題があるのではなく、文章に問題があります。


「!」を多用すると言うことは(多用しなければならないと言うことは)、


「マーケティングアイデアがない。」ことを意味します。


・・・


最後に、3番店以下の店のマーケティングの目的は何か。


それは・・・


「最終的に売り込みを不要にすること」です。


なぜなら「差別化に対しての更なる差別化」で3番店以下の店は疲弊しきってしまうからです。


3番店以下の店長には、一番店の店長より何倍も優れたマーケティング能力が必要となります。


・・・


「最終的に売り込みを不要にすること」。


言い換えれば、


「売り込みをしている間は本来のマーケティング機能を果たしていない。」と言うことになります。


ですが、「売り込み」をせずにお客様は来るのでしょうか。


それを実現するのが「ブランディング」です。


「マーケティング発想があるかどうかが重要」という趣旨について書いてきましたが、


今度はさらに、


「ブランディングを意識したマーケティングを行っているかどうかが重要」になってきます。


続きはまた次回書いていこうと思います。


今日も最後までお付き合い頂きましてありがとうございました。