ネムルト山はトルコ南東部にある標高2134mの山です。山頂には
古代コンマゲネ王国の王・アンティオコスⅠ世の墳墓があるとされており、
立ち並ぶ巨大な石像が見る者を圧倒します。
ヘレニズム時代の文化・芸術の特異性を示す歴史的価値の高い遺跡として、
1987年にユネスコ世界遺産に登録されています。しかし、日本人の
個人客が行くのは困難と考えられます。いったんイスタンブールまで行き、
トルコの国内ツアーに参加するのがよいかと。
ただ、現在のトルコは混乱しているので・・・
ネムルト山は19世紀後半にオスマン帝国軍が偶然山頂付近を行軍した際に、
山頂部が人工的な建造物であったことが発見され、1881年にドイツ出身の
技師によって本格的な発掘調査が行われました。
ネムルト山の山頂には、コンマゲネ王国の王アンティオコスⅠ世が
紀元前62年に建てました。日本だと弥生時代の初期ですね。王自身の座像を
含む8 -~9m の巨大像が並ぶ巨大墳墓があるのですが、
現在でも埋葬施設が発見されていません。
ネムルト山頂部

これは山頂部が人工の石積みであることから、ひじょうに崩れやすく、また
埋め戻して復元することも困難と考えられているからです。直径152 m、
高さ49mの頂上部には、王の座像のほか、
2羽の鷲、2頭のライオン、様々なギリシャ神話やペルシャ神話の神々の
像などが並んでいます。神像にはゼウス=オロマズデス、アポロ=ミトラス、
ヘラクレス、テュケなどが含まれています。ヘレニズム文化の影響が強い。
このことから現在でも、宗教上の儀式をとり行う場として機能していた
とする説と、王自身がそこに永眠することを望んだ墓所とする説とが
対立していますが、結論は出ていません。ただし、
多く考古学者は墓説を支持しています。
坐像の首を落としたのはイスラム勢力か?












