沖縄県与那国島の、いわゆる「海底遺跡」は1956年に八重山諸島の
与那国島(沖縄県八重山郡与那国町)南部の新川鼻沖の海底で発見された
海底地形です。東西約250m、南北約150m、高低差約25m
におよぶ巨大な石の神殿のような構造をしています。

人為的に加工された海底遺跡と考える説もあり、この立場からは
与那国海底遺跡、与那国島海底遺跡とも呼ばれます。ただし、水中考古学や
地形学の専門家の大半はこの説に否定的であり、東京海洋大学教授の
岩淵聡文は「学術的には、人工の構造物ではないことですでに
決着している」と語っています。

琉球大学の木村政昭教授(地質学)らのグループは、これを人工的な

海底遺跡であると主張していますが、何かの科学雑誌に論文が

出されたわけでもなく、世界的な学会で話題になったわけでもありません。

 



木村氏の主張は、・木村は、道路、石組み、敷石、排水溝などが
存在する ・クサビを打ち込んだような20~30cm間隔で並ぶ

竪穴跡がある ・周囲を壁面で囲まれた平面が形成されている

・テラス状の地形は左右対称であり加工跡をともなっている、などです。

また、遺跡ができた年代ははっきりとしておらず、1万年前以上から
1000年前までの説が存在します。いずれも、かつて地上にあったものが
地殻運動で海底に沈んだと主張されています。

ただ、この遺跡の近くの地上に、サンニヌ台と呼ばれる陸上地形があり、
この遺跡とよく似ています。サンニヌ台は侵食と節理の剥落でできたもの
ですが、これが海底に沈めばこの遺跡のような地形になります。

この遺跡は、平らな形で写真に撮られることが多いですが、じつは
東南方向に10°から15°傾いています。また階段とされるものも、
人間が登るには大きすぎるという指摘があります。これが人工物である
という確実な証拠はなく、地域興しである可能性が高いようです。
実際、良好なダイビングスポットになっています。

 

 

亀石

 

 

全体図 前に傾いています

 

サンニヌ台 (陸上地形)