今回はこういうお題でいきます。パイロキネシス(Pyrokinesis)は、
火種もないのに発火させ、その火を自在に操ることができるという
超能力の一種とされます。
「Pyro」はギリシャ語で「火」、「Kinesis」は「動き」を意味します。
この言葉を広めたのは作家スティーヴン・キングで、1980年の小説
『ファイアスターター』で初めて登場しました。映画での邦題は
『炎の少女 チャーリー』でしたか。
1965年にはブラジルのサンパウロ州で、1983年にはイタリアで、
1986年にはウクライナのドネツィク州で、火の気のないはずの
場所で火事の頻発する事件が生じていますが、

これらはそれぞれ特定の少年・少女がいた場所でのみ発生しており、
彼らがパイロキネシス能力により、無意識に発火を起こしたものと
考えられています。
また1986年にはアメリカの『サンフランシスコ・ブリテン』紙で、
カリフォルニア州ターロックに住む少年について、見つめた物が
なんでも発火して恐れられたとの記事が掲載されていますね。
超常現象研究者であるチャールズ・フォートは、火の触媒とも
いえる人間が存在しており、多くは20歳以下の少年少女だと
述べています。つまり、ポルターガイスト現象の一種ということか?

この原因について、彼らは意識的、あるいは無意識のうちに自然にある
静電気を集めて発火させた、あるいは人体が持っている電気を
増幅させて発火させたなどの仮説が立てられています。
しかし、電気的な発火を起こすにはかなりの電圧が必要で、はたして
そんなことができたのかという疑問は当然出てきますね。
2012年にはベトナムのホーチミン市で、11歳の少女の周囲で
原因不明の火災が頻発する事件があった際には、ホーチミンの
ホン・バン大学の調査により、彼女の右脳半球に電波による
異常な周波数が計測されており、この電波が異常な能力を
発現させたものと指摘されています。
『ヘルボーイ』

一方、これらは何らかの奇術ではないかとする意見もあります。
昔のマッチは発火紙がなくても、壁にこすっただけで摩擦熱で
火がつきました。ですから、マッチの粉などを隠し持ち、
何かに強くこすりつけるだけで、簡単に火は起こせるはずです。
これをガスや霧状のアルコールに引火させるなどのことも、
少し練習すればたやすくできるだろうと思います。
ちなみに、パイロキネシスを扱った映画としては、『ヘルボーイ』や
『ファンタスティック・フォー』のシリーズなどがあります。
あれらのパイロキネシスを扱う登場人物の
『ファンタスティック・フォー』

キャラクターは強力ですが、自分の能力に疑問を持ち、思い悩む
様子もよく描かれます。必ずしも、スカッとするだけの
能力ではないんです。力を使った結果も甚大ですし。
さてさて、ということで、みなさんはもしパイロキネシスの能力が
あったとしたら、それを使ってみたいでしょうか。現代では
放火犯として疑われる可能性も高いでしょうね。
では、今回はこのへんで。
