今回はこういうお題でいきます。さて、介護施設を選ぶときにどんな
部分に着目すればいいか? 今回はお金のことはとりあげません。
どのレベルの利用料金の施設を選ぶかは、各家庭の予算によるからです。

さて、介護施設の場合、その様子は世間の目にふれにくいように
なっています。施設は、認知症の利用者の徘徊を防ぐため、
玄関や非常階段の出入り口は厳重に監視されているからです。
中には、暗号キーなどがついている場合もあります。

また、面会や見学などで、外部のものが施設内に入る場合、事前に
連絡することが必要なことが多いです。ですから、普段ありのままの
施設の様子が外部の目にふれる機会は非常に少ないんです。

 



これ、じつは世の中はどんどんそうではない方向に向かっています。
例えば学校の場合、小学校や中学校では外部のものが自由に
参観できるようになってきています。

これはその学校の生徒の保護者だけではなく、地域のものでもかまいません。
地域に開かれた学校を標榜するところが増えてきてるんですね。
この流れに老人施設ものっていくかと思われましたが、
そこにやってきたのがコロナ禍です。

このため、老人施設はいまだに外部の目にさらされる機会が少ないんですね。
ですから、老人施設を選ぶ場合は実際に見学することが
大切だと言われるんです。その上で施設を選ぶ。

 



最もよくないのは、ネットで検索することです。基本的にネットに
出る情報は、その施設にとって都合がいいものです。
また、ネットの口コミサイトなども信用しないほうがいいでしょう。

口コミサイトなどには、その施設の資料請求や入所希望があれば
いくばくかの金銭が施設から支払われる仕組みのものがあります。ですから、

どうしてもその施設に都合のよい意見が選ばれがちになるんです。

しかも、ネットの口コミを書いているのはたまに面会に来た

家族の場合が多く、利用者本人の感想ではないんです。

では、何に着目すればいいか? 最もよいのは、その施設の離職率を
知ること
です。一般的に、介護士や看護師などの職員の入れ替わりが
激しい施設はあまりいい施設とは言えません。

離職が激しい施設はには、何か理由があるはずです。それは賃金が
少ないということかもしれませんが、それだけではない場合が
多いんです。例えば、人員不足で勤務がハードであるとか、
介護士同士の人間関係がよくないとか、状態の悪い利用者が多いなどです。

 



その施設が出している資料やホームページよく読みましょう。
また、見学時に施設長に質問してみるのもいいかもしれません。
これにきちんと答えられるようなら、おおむねいい施設だと思います。

次に、ネットではない口コミにあたること。例えばその地域のケアマネや
地域包括センター、その施設がよく利用している病院などから
その施設の情報を集めましょう。特に病院からは、その施設では
怪我で運ばれてくる患者が多いとか、病気が末期症状で

運ばれてくるとかの有益な情報を得ることができると思います。

あとは見学時にその施設の臭いに留意すること。大便臭や小便臭が
漂っている施設は心配ですね。失禁などが放置されている可能性が
あるからです。何らかの理由で施設全体に手が回ってないのかもしれません。

 



次に、ホールや食堂で利用者が談笑しているかどうか? ともすれば
よくない施設は介護士の仕事の都合、利便性を優先して、利用者を部屋に

閉じ込めておくことが多いんです。それに昼の間にしっかり活動させれば、
夜間によく眠ってくれます。

あとは施設内に生花や観葉植物などが多く飾られているかどうか?
この手のものは、きちんと育てるためには細かい心配りが
必要ですし、それができているということは介護士に

 


心の余裕があるということになります。まあ、だいたいこんなところ
でしょうか。大切な家族に入ってもらう施設ですし、多くの場合
そこで亡くなる施設なんです。慎重になりすぎるということはありません。

緊急の場合もあるでしょうが、近いから、安いから、空きがあるからと
安易に飛びつくのはあまりお勧めできることではありませんね。
では、今回はこのへんで。