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『ポルターガイスト』 この子役の少女は第3作撮影後、12歳で亡くなっています

今回はこういうお題でいきます。どんなことが書けますでしょうか。
まず、最もオカルトに使われる家電はテレビかなと思います。
頭に浮かんでくるのは、1982年のスピルバーグ製作、
トビー・フーパー監督の『ポルターガイスト』で、
少女が砂嵐になったテレビと話しているシーンです。

それまでは、電気製品はオカルトホラーとは縁遠いものと思われ
てたんですが、このあたりから家電とオカルトをからめた内容の
映画が増えてきました。これは余談ですが、『ポルターガイスト』で
怪異が起きる原因は、古い墓地をつぶして宅地造成したためで、
こういう日本的なオカルト解釈もアメリカでは珍しかったんです。

それと、みなさんの中には『リング』で、呪いのビデオを
見てしまってから1週間後、貞子がテレビの画面から
這い出てくるシーンをあげられる人もいるかと思います。
ただこれ、鈴木光司氏の原作にはないんですよね。

『リング』原作の小説にはこのシーンはありません
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原作と映画では、ビデオを見た直後に、正体不明の無言電話が
近くにある固定電話にかかってきます。うーん、貞子がテレビから
出てくるシーンは、おそらく呪われた犠牲者にしか見えない
幻覚のようなものなんですが、電話は実際にかかってくるんです。

なぜ霊が電話をかけることができるのか。映画では、無言電話が
かかってきた電話機や、呪いのビデオを再生中の
ビデオデッキの周辺には、わずかな空間のゆがみが生じると
説明されていました。リングウイルスが電磁場を媒介にしている
ということなのかもしれません。

あと最近多いのはスマホ、携帯電話に関連したホラーですが、
携帯電話は家電ではありませんので、今回はのぞきます。
ビデオデッキ、DVDプレイヤーというのも最近は使う人が
少なくなりましたね。映画などはオンライン配信で見るという
人が増え、レンタルビデオ屋の経営も難しくなっているようです。

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どんどんいきましょう。冷蔵庫というのもオカルトホラーには
よく出てきます。どっちかというと心霊よりもサスペンス系が
多いかもしれません。理由はおわかりですよね。冷蔵庫には
死体などの生ものを入れて保存できるからです。
これは超自然的な要素はありませんが、阿刀田高氏の短編

『冷蔵庫より愛を込めて』は、じつにブラックな作品で、
当時まだ目新しかったコインランドリー業を失敗した
主人公は、次に貸し冷蔵庫業を始めます。その冷蔵庫の中には
もちろん・・・と言いたいところですが、結末はさらに
もうひとひねりしてありました。未読の方にはお薦めです。

よく見ると水回り用のゴム手袋です
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自分も冷蔵庫が出てくる話はいくつか書いています。
家庭用の冷蔵庫の場合、いくら大型といっても人間一人を
そのまま入れるのは不可能で、切り分ける作業が必要です。
そのあたりがホラーに使われやすいのかもしれません。

洗濯機というのはどうでしょう。これが主な役割を果たしている
ホラー作品なんてあったかな。今の洗濯機は全自動になって
たいへん便利です。フタを閉めたまま給水から脱水、乾燥までやって
くれるので、中に子どもが落ちるなんてこともまずありませんしね。

都市伝説?
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次は電子レンジ、これで自分の記憶に残っているシーンは
映画『グレムリン』で、レンジの中に入ったグレムリンを
一家の母親がダイヤルを回して爆発させるシーンです。
『メン・イン・ブラック』では、電子レンジは宇宙人の超技術を
もとにしてつくられ、秘密組織MIBの資金源になっていました。

次はエアコン、大阪の夏は暑く、エアコンがないと死んでしまうかも
しれません。実話怪談本で、火葬場の業務用エアコンに
遺体の灰がつまって怪異が起きるという話を読んだことがあります。
中に何か仕掛けがほどこされてたりしたら嫌ですよね。

『グレムリン』の電子レンジシーン
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扇風機はどうでしょう。自分は学生時代ずっと柔道をやってたんですが、
高校で、夏休みの稽古中に熱中症で倒れる部員がけっこういたんです。
そうすると、窓を開け放した更衣室に寝かされ、部費で買った
業務用大型扇風機で風をあてられ、渡されたスポーツドリンクの
ペットボトルを飲む。それでだいたいは治ってました。

幸い大きな事故は起きませんでしたが、今考えると怖いですね。
あと、扇風機をあてたまま寝てしまうと脳が腫れて死んでしまう、
という話がありますが、どうやら都市伝説のようです。絶対とは
言えないものの、そうなる可能性はないに等しいみたいです。

つねに映っている開いたドアが効果的な『パラノーマル・アクティビティ』
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さあ、だんだん終わりに近づいてきました。あと家電って何が
あるでしょうか。家庭用ビデオカメラとかかな。これは前にも
書きましたが、『パラノーマル・アクティビティ』のような、
一般人が撮った映像というふれこみの疑似ドキュメンタリー
映画は多くなりました。予算もあまりかかりません。

さてさて、ということで家電のオカルトを見てきました。
この他にも家電にはドライヤー、アイロン、ミシン、電気炊飯器、
掃除機なんかがあって、それぞれ思いうかぶ映画もあるんですが、
今回は割愛させていただきました。では、このへんで。

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