今回はこういうお題です。みなさんは恐竜はお好きでしょうか?
自分はけっこう好きで、子どものころは恐竜図鑑なんかをよく見てました。
ただ、あれに出てくる恐竜って、骨格の化石から復元したものなので、
形はともかくとして、体表の様子は完全な想像なんですよね。

カラフルに復元された最近の恐竜
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自分が見てた昔の図鑑の恐竜は、現在のワニのような地味な色の
ものが多かったんですが、最近は、熱帯性の爬虫類のように
カラフルな色で復元されることが増えてきています。
それと羽毛ですね。研究の積み重ねにより、多くの恐竜の種類で、
羽毛の存在が確認されるようになり、

昔のティラノサウルスの復元図
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中には、ティラノサウルスを下図のように復元するものまで出てきました。
さすがにこれは違うんじゃね、と思いますよね。最新の研究によって、
ティラノサウルスについては、羽毛は否定されています。
その皮膚は、現在の爬虫類のようなウロコで覆われていた可能性が高く、
羽毛は、もしあっても背中ぐらいだったろうということです。

羽毛を持つ形で復元されたティラノサウルス
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最終的に落ち着いたティラノサウルスの復元図
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さて、恐竜とオカルトといえば、真っ先に出てくるのは、
「モケーレ・ムベンベ」じゃないかと思います。アフリカ中央部、
赤道直下の熱帯雨林地帯である。コンゴ共和国、カメルーン、赤道ギニア
などで目撃例があるUMAです。特に、コンゴ共和国のテレ湖周辺での
ピグミー族の目撃談が有名ですね。

モケーレ・ムベンベとされる画像
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ただ、それによれば、モケーレ・ムベンベはそんなに大きいものじゃ
ないんですね。3~4mとされることが多く、象よりも小さい。
よくモケーレ・ムベンベの正体ではないかとされるブロントサウルスは、
大きいもので20mもありますので、それとは違うように思えます。

モケーレ・ムベンベに関しては、20世紀初頭から噂が知られており、
1913年、カメルーンに入ったドイツの探検隊が、
その名前を採集してきたとされています。日本からは、
1988年、早稲田大学探検部を中心としたメンバーが
テレ湖に入って、約40日間と長期の探索を行いました。

このときの様子は、早稲田大学探検部の部長であった高野秀行氏の著書、
『幻の怪獣・ムベンベを追え』に詳しいんですが、
この調査により、テレ湖は水深2m、周囲の水路は水深1mと
ひじょうに浅いことが判明してしまいました。

美しいテレ湖ですが、隕石湖の可能性は?
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また、大型生物の餌となるような魚も少なく、探検隊は1度も、
それらしいものを目撃できずに終わってたんですね。残念ながら、
テレ湖そのものが、湿原の水溜りみたいなものだったわけです。
高野氏は著書で、テレ湖は隕石の落下跡なのでではないか
という説を書かれていました。

さて、恐竜とオカルト、次の話題は「人類と恐竜の共存」についてです。
恐竜類は、約6500万年前に突然に絶滅してしまいました。
この原因は、ユカタン半島に墜落した巨大隕石による気候変動が原因と
考えられています。人類との接点はなかったはずですが、
それを認めたくない勢力があるんですね。

キリスト教は、大きくカトリックとプロテスタント系に分けられますが、
カトリックはローマ法王庁を総本山とした一つの宗派です。
で、カトリックではほぼ正式にダーウインの進化論を認めています。
それに対し、プロテスタントは多くの宗派に分かれており、
中には、進化論を認めない聖書原理主義的な団体もあります。

同時期についた人類と恐竜の足跡とされる画像
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モルモン教なんかもそうですね。それらの人たちの主張では、
人類と恐竜は、同時に神によって創造されたことになります。
で、各地で、人類と恐竜が同時につけた足跡の化石などの、
聖書の記述が真実であるという証拠が発見されているとされます。

ただ、客観的にみて、その証拠は怪しいものがほとんどで、
捏造が疑われているものもあります。次の画像は、南米ペルーの
「カブレラ・ストーン(イカ・ストーン)」と呼ばれるものですが、
トリケラトプスのように見える生物が描かれています。

カブレラ・ストーン
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ですが、イギリスBBCの取材に対して、石を作った者が名のり出たことで、
現在のものであることが判明し、歯科用のドリルで彫刻した後、
靴墨を塗り、火であぶって古めかしい雰囲気を出していたということでした。
このため、炭素年代測定で古い数値が出てしまったんですね。

それから、「アカンバロの恐竜土偶」と呼ばれ、メキシコの町アカンバロで
発見され、現在まで37000点以上が発掘されています。
こちらのほうは、カブレラ・ストーンと違って、
完全な現代製と結論づけられたわけではありません。

アカンバロの恐竜土偶
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ただ、中には、現在では間違いとされる恐竜観に基づいたものや、
半人半獣の象人間、ワニ人間や翼を持つ竜などがあり、
現代に作られた可能性は高いと考えられます。あるいは、
古代のものであったとしても、想像をもとに作られたのかもしれません。

さてさて、なんだかまとまらない話になってしまいました。
これは、恐竜について書きたい内容がまだまだたくさんあって、
自分の頭の中をぐるぐる回ってるせいだと思います。
また続きを書く機会もあるでしょう。今回は、このへんで。