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今回はこういうお題でいきます。さて、みなさんは宝というと
何を思い浮かべますでしょうか。これってじつに幅の広い
概念だと思います。うーん、そうですね、自分の場合は
「宝=金、銀、財宝」というイメージですね。

で、さらに財宝には2つのものが思い浮かびます。日本の
財宝と西洋の財宝です。何だそれ、と思われそうなので
説明していきますが、日本の財宝は、「花咲かじいさん」
の歌に出てくる「大判、小判がざっくざっく、ざっくざく」
です。この他にも、「桃太郎」なんかもそうですが、

日本の民話には、最終的に宝を手に入れて裕福になって
終わるパターンのものも多いんですね。これは
致富長者譚、長者伝説と呼ばれるものです。昔の農村は
貧しかったんですが、その中で何軒か広い農地を持った
長者の家があります。

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じゃあ、その長者はどうやって富を得たのか? 不公平感が
ありますよね。そこで、その長者の祖先が、旅の人を
もてなしたらじつは仏様だった、などの伝説が生まれる
ケースがあるんです。そして代々語りつがれる。
「わらしべ長者」 「朝日長者」などもそうです。

次に西洋の財宝のイメージですが、これはなんと言っても
海賊の宝でしょう。スティーブンソンの『宝島』は
子どもの頃に読まれた方も多いと思います。
あと、マーク・トウェインの『トム・ソーヤの冒険』も
最後はトムとハックが海賊の宝を発見して終わります。

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映画の『グーニーズ』なんかもそうですね。西洋には
宝探しの物語という伝統があり、また、実際に海賊の宝が
見つかったこともけっこうあるんです。で、この宝の
中心になるのはやはり金貨です。金は貴重品の中でも
その価値を減じない最大のものでした。

その時代に通貨として流通しているかはあまり重要ではなく、
大昔につくられた今は通用しない金貨でも、含まれている
金の量が問題なわけです。ちなみに日本は、その昔、
大量の金を算出する黄金の国「ジパング」と考えられていた
時期があるという説があります。

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さて、海外で発見された埋蔵金としては、イングランドの
スタッフォードシャーの財宝とホクスンの財宝、そして
カリフォルニアで発掘されたサドルリッジの財宝などが有名です。
英国イングランド中部のスタッフォードシャーで、大量の財宝が
発掘され、その多くは黄金で作られた武具の飾りでした。

時価にして数億円以上。イギリスにはこの手の話題が多く、
趣味でトレジャーハンティングをする人がたくさんいます。
その関係から、ダウジングと呼ばれる技術が発達してきましたが、
さすがにダウジングはあてにならないので、最近は



中古の金属探知機を使って億単位のお金を手にする人がいます。
上記した「スタッフォードシャーの財宝」の発見者は55歳の
無職男性でしたが、2010年には、3歳の男の子が3億円以上の
価値があるペンダントを発掘しています。それも、父親の
金属探知機を借りてからわずか5分の出来事でした。

あとはそうですね。近年は沈没船引き上げの技術が進歩し、
宝を積んだ船が見つかることが多くなりました。下の画像は
1985年、米フロリダ州沖の沈没船から時価4億ドル(当時の
レートで約960億円)の財宝を引き揚げ、祝杯を上げる
トレジャー・サルバーズ社の人たちです。

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その沈没船は、ハリケーンで1622年に沈んだスペイン船で、
けっこう積荷の記録が残っている沈没船は多いんです。
次の画像は、1901年、地中海に浮かぶギリシャの島・
アンティキティラ島沖の沈没船から発見された、
「アンティキティラ島の機械」と呼ばれるものです。

81個のパーツに分裂した状態で回収されました。3D解析機などを
使って調査した結果、紀元前150年前に作られた天体観測機兼
カレンダーであることが判明します。古代ギリシアの天文学と
機械工学のすごさが、あらためて実証されたわけです。

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日本の有名な埋蔵金としては、現在も探し続けている人がいる
「徳川埋蔵金」、あとは明智光秀の埋蔵金、武田信玄の埋蔵金
などが知られています。太平洋戦争時の山下財宝などというものも
ありますね。では、埋蔵金を発掘したらどうなるのか。

まず、その宝の所有者がはっきりわかる場合は、所有者(の子孫)に
返還されることになります。そうでない場合は、発見者と
見つかった土地の所有者で折半することになるみたいです。
ただし、それが文化的にひじょうに貴重なものである場合、
文化財として国が接収し、発見者には報奨金が支払われます。



さてさて、ということで宝について、財宝という観点から見てきましたが、
Wikiで宝をみると、「その希少さや美しさゆえに貴重な物」と
出てきます。子宝という言葉がありますが、少子化日本にとっては

子どもはまさに地域の宝です。あと、健康なんかもじつは

失って初めてわかる宝物なんですよね。では、今回はこのへんで。