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今回はこういうお題でいきます。まあ、お手軽企画ですね。
もしかしたら続きがあるかもしれません。
サムネイルになっているのは映画の『チャイルド・プレイ2』。
これに出てくるのはグッドガイ人形というものなんですが、
なぜチャッキーと呼ばれてるかというと、

「湖畔の絞殺魔」の異名を持つ連続殺人鬼、チャールズ・レイが、
警官隊に追われて大型オモチャ店に逃げ込み、銃で撃たれて
自分が死にそうになったとき、ヴードゥーの呪文を唱えて
近くにあった人形に魂をのり移らせたからです。ちなみに、
このときの呪文は「アデ デュイ デンベラ~」でした。

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次もヴードゥー人形で市販品です。ヴードゥー教は、もともと
西アフリカの民間信仰でしたが、そこの原住民が奴隷として
まずカリブ海のハイチに連れてこられ、さらにアメリカに
持ち込まれたものです。アメリカでは、ルイジアナ州を中心に
ディープサウスと呼ばれる南部地方で信じられています。

ルイジアナ州はフランス領だった時代があり、いまだにフランス語を
話す人々がいます。それと、ヴードゥー教には聖母マリアや聖人が
取り入れられてキリスト教と融合し、もう何が何だかわからなくなって
しまいました。で、ヴードゥー人形なんですが、本来は
持ち主の身代わりとして災厄を受けるためのものだったんです。

それが、相手の爪や髪の毛を中に入れて針を刺す呪いの人形に
変わってきたんですね。アメリカでは「マダム〇〇の人形」という形で、
念を込めた術者の名がついたヴードゥー人形が、通販でいろいろ
売られています。上のものは、マダム・ママ・マンボの人形。

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次、これはご存知でしょう。北海道の萬念寺にある通称「お菊人形」。
髪の毛が伸びるとして、テレビや雑誌で取り上げられて有名に
なりました。ですが、この人形にまつわる話のほとんどは
ガセネタというか、「週刊女性自身」に記事を書いた北海道放送、
馬淵豊記者の創作です。

実際に髪の毛は伸びるんですが、これは、髪の毛を束にし、
2つ折りにして頭に植え込んだものが、櫛でとかされたりしたときに
ズレて伸びたように見えるのではないかと推測されています。
ただ、本格的な調査が行われたわけではありません。

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次、これも有名な画像ですね。木に吊るされた裸の赤ちゃん人形。
これ一体だけでなく、不気味な人形が多数あります。
メキシコの首都メキシコシティ内にソルミチコという区があり、
その中に「人形島」と呼ばれる島があります。サンタナ氏という
男性が、付近の湖で溺れている少女を発見、助けようとしますが、

少女は亡くなってしまいます。悲しんだ彼は、少女の霊を供養するため、
運河を流れてくる人形を拾い集めて、島中に吊るし始め、
それから50年以上がたち、島は無数の人形でいっぱいになりました。
もともとがゴミだったのに加え、人形は雨ざらしになっているので、
朽ち果て、カビが生えたりしてたいへんに不気味です。

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次、これ一見して怖いようには見えませんよね。日本語で
「棚の中のエルフ」と言うんですが、英語で「elf on the shelf」
にすれば韻を踏んでいます。日本のクリスマスは、敗戦後、
アメリカから伝わりましたが、中には日本に取り入れられてない
風習もいろいろあり、これもその一つです。

クリスマスの1ヶ月前になると、親はこの人形を買ってきて、
子供部屋に置きます。そして子どもが寝ている間にあちこち場所を変える
んです。なぜそういうことをするかというと、このエルフは子どもを
見張っていて、もし良い子にしてた場合はサンタさんからふつうの
プレゼントがもらえますが、悪い子だった場合は、ジャガイモや石炭などの

悪いプレゼントしかもらえません。エルフ君がサンタさんにちゃんと
報告をしていることになってるんです。もともとはヨーロッパから
来た風習で、向こうは契約社会ですから、1年間良い子にした
褒美としてプレゼントがあるんです。もし悪い子だった場合は、
頭から袋に入れられて、怖いとこへ連れてかれてしまいます。

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次、映画『アナベル/死霊館の人形』に出てきた呪いの人形で、
左が本物、右が映画のものです。アナベル事件は、アメリカで有名な
ウォーレン夫妻が解決したとされる霊障事件の一つで、夫は悪魔研究家、
婦人は霊媒師でした。この本物の人形のほうは「ラガディ・アン」
と言い、夫妻が関わった記念品を集めた博物館に展示されています。

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次、これもネットで有名になりましたね。「シンガポールの目隠し人形」
というものです。ある日、なぜか樹の下に置いてあるのが
発見され、目を覆っている布には、「bismillah(アッラーの名のもとに)」
と書かれていました。かなり謎めいた話ですよね。

そこで、さまざまな憶測が語られ、twitterなどで画像が広まったんですが、
この人形の作者は判明しており、どうやら巧妙な宣伝だったようです。
最後はこれ。実際に通販で売られているジョーク人形で、
機械じかけで動き、声も出します。で、値段が85800円なんです!
いったいどんな人が買うんでしょうか。

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さてさて、人形のように顔があるものには魂が宿るといいます。
長年かわいがってきた人形なら、古くなっても捨てるにしのびない
ですよね。もし捨てると、怪談のリカちゃん人形のように、
「今、あなたの後ろにいるの」となるかもしれません。
では、今回はこのへんで。