サイコパスのため、人肉食を禁忌と考えないレクター博士

今回はこういうお題でいきます。オカルト論ですかね。さて、人肉食

というのは大きなテーマです。現代の視点で考えれば、倫理的な問題も

多々あると思います。ですが、世界の歴史を考古学的に見ていくと、

人肉食が行われていた証拠というのは多数あるんですね。

人肉食の倫理的な問題として、まず最初にあげられるのは、「殺して

食べたのか」それとも「死体を食べたのか」でしょう。食べるために

人間を殺すというのは、やはりマズイですよね。たんなる食人よりも

タチが悪い気がしますが、現代でも、「佐川君事件」をはじめ、

そういう事例はけっこうあるんです。

カナダで冬の長期間の孤立のため、

家長が家族を殺して食べた「ウエンディゴ事件」
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では、「食べるために殺す」理由は何でしょうか。
① 空腹だったため人間を狩りの獲物とし、食べた。
② 戦争で殺した敵の戦士の死体を食べた。そのことで、勇敢さを
  自分のものにすることができると考えられたなど。
③ 宗教的な儀式で人間を生贄とし、その死体を食べた。


この③のケースは、世界的に例が多いです。例えば、今から1800年

ほど前、古代ヨーロッパ西部に住んでいたケルト人は、ドルイドと

呼ばれる宗教を信仰しており、その儀式の中に生贄があったことが

確認されています。ローマ帝国はケルト人征服のための遠征を

何度も行っていますが、

生贄と人肉食を行っていた可能性の高いドルイド教徒
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ドルイド教徒の生贄を目撃した文章が残されています。イギリス、
アルベストン洞窟からは、200年頃のローマによる征服時代のものと

見られる人骨が150体も出土しています。人為的に頭蓋骨が割られ、

大腿骨が切り裂かれていました。これは動物に行うのと同様、

骨髄を取って食べたと見られます。

④ 人肉は薬用になると信じられたため。まあ、この場合は自然死した

人間の肉でもいいわけですが、なかなか手に入りにくいでしょうしねえ。

日本の明治時代にもそういう事件があったのはご存知でしょう。

明治35年に起きた「臀肉事件」、あるいは「野口男三郎事件」

と呼ばれるものです。

野口男三郎の新聞挿絵
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東京府麹町区で、近所の11歳の少年が両目をえぐり取られ、
臀部の肉、約1.2kgがはぎ取られ、殺されているのが発見されます。
犯人は野口男三郎という人物。ハンセン病の義兄の治療のため、
肉を切り取ったと自供。ただしこの少年殺しは証拠不十分のため無罪。
男三郎は他の殺人も犯しており、そちらで死刑になります。

⑤ 緊急避難のための人肉食。例えば長期漂流中の船、
「アンデスの聖餐」などの飛行機墜落事故で、食料がないため
人肉を食べるしかなかったケース。ただこれ、事故遺体を食べた場合と、
遭難者同士で殺し合って食べた場合とがあり、前者であれば
罪にならないことも多いですね。以前記事に書きましたが、

アンデスの聖餐事件
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「ミニョネット号事件」というのがあり、19世紀、イギリス船籍の
ヨットが遭難し、船長、船員2人、給仕の少年の4人の乗組員が
救命艇で脱出。食料がなくなったため、船長が少年を殺害、他の3人で

遺体の血を飲み、肉を食べました。救助後、3人は殺人罪に問われましたが、

ヴィクトリア女王から特赦され軽い刑になっています。

 

ミニョネット号事件



日本では、「ひかりごけ事件」が有名です。知床半島で帝国陸軍の船長と
船員1人が雪の中で孤立。船長は死亡した船員の遺体を食べます。
後の裁判で船長は人肉食は認めたものの、殺人は否認。死体損壊罪で
懲役1年になります。人肉食については、日本の刑法には禁じる
規定がないため、裁判で争われることはありませんでした。

鳥取飢え殺しの舞台となった三木城址
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あと、大飢饉のときに人肉を食べたという話は多いですが、死体は
たくさんあったでしょうし、殺してまでというのはレアケースでしょう。
日本の戦国時代、秀吉は鳥取の三木城に対し徹底した兵糧攻めを行い、

食料が尽きた城内は地獄絵図と化し、死者の人肉を奪い合った
という記録が残っています。別名「鳥取の飢え殺し」

⑥ 歪んだ愛のため、あるいは狂気のため。前述の佐川事件などが
そうですね。あとは『三国志演義』に、劉安という人物が蜀の劉備を
もてなすために自分の妻を殺して料理し饗応したという話が
出ています。通俗小説ですので、事実とは考えにくいですが。

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さて、では死体を食べたケースにはどんなものがあるでしょうか。
理由は、ここまで書いてきた①~⑥と共通するものが多いんですが、
葬送儀礼としての人肉食というのもあります。


パプアニューギニアのフォレ族は、近親者の葬儀に際して、
死者の魂を取り込むという宗教的な理由でその肉を食べました。
そして、クールー病という、全身が震える治療不能なブリオン病が


蔓延していました。潜伏期間は5~20年と長いものの、発病すると
1年足らずで死に至ります。これ、狂牛病(クロイツフェルト・ヤコブ病)

と同種の病気なんですね。現地のキリスト教宣教師の
努力により、現在はクールー病はなくなっています。

中国の胎児スープ、中絶胎児は人間ではないので合法
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最後に、 人肉嗜好というのもあります。単純に人肉が美味なので食べる。

人肉を食材と見ているわけです。世界の多くの国の法律は、直接人肉食を

禁じているわけではありませんが、結果として死体損壊罪に

なってしまいます。『羊たちの沈黙』に登場するレクター博士も、

この美味しいから食べる派でした。

さてさて、まったく書き足りないんですが、当ブログはオカルトブログ

であって、猟奇犯罪ブログではないので、ここらでやめておきましょう。

ドイツで、ネットで自分に食べてもらいたい人間を募集し、実際に応募

してきた人を殺して食べたなんて興味深い話もあるんですが。

では、今回はこのへんで。

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