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有名なネッシー「外科医の写真」捏造であることを死の直前、告白

今回はこういうお題でいきます。ここのところずっと「UMA談義」の
記事を書いてなかったので、急に決めました。ですので、
できるだけ画像を多くして、気楽に読めるようにしたいと考えてます。
UMAとは「未確認生物」の略語なのは、当ブログをお読みくださる
みなさんはご承知でしょう。日本製の造語で、他国では通じません。

さて、UMAがどういう形で発見されるか。これは大きく分けて2つあります。
A 生きた状態で生息域と思われる地域で発見される。
ネス湖のネッシーの画像はほとんどがこれですよね。湖の水面から長い首が
頭をもたげている。比較対照物がなく、大きさがはっきりしないものが多いです。

「ボウネッシー」と呼ばれる画像 これの話は最後のほうでします
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俗に「外科医の写真」と称されるものは、撮影者から「おもちゃの
潜水艦に、30センチメートルほどのネッシーの首の模型をつけたもの」
という告白がありました。周囲の波と比較して、大きなものではない
という点は、早くから指摘されてました。で、この生きた状態のものが撮影、
目撃された場合、そのものはすでに逃げ去ってしまっているので、

DNAの分析などはできません。次に B 死体が発見されるケース 
多くの場合、海岸や湖岸に流れ着きます。これだと、アフリカの
奥地などの未開地でないかぎり、DNA解析されていいはずなんですが、
続報がないまま終わってしまうケースがほとんどなんですね。あるいは、
分析されてサメなどと判明しても、マスコミが報道しない。

「生きた化石」と言われるシーラカンス


これが積み重なって、UMAは信用されなくなってるんですよね。
さて、ある海岸に見たことのない生物の死骸が漂着した。これで
考えられるのは、① 未知生物(つまり新種)である
② 古代生物の生き残り(シーラカンスや首長竜など)である
③ 既知生物の死骸が腐敗し変形して同定できなくなったもの

④ 遺伝子操作などで造られた人工生物である
⑤ エイリアンのペットなど、地球外の生物?である
⑥ 生物ではない人工の造形物である ④⑤はまさにオカルトですが、
⑥のケースはよくあるんです。造形アーティストが、自分の作品の
評判をとろうとして、わざと海岸に置いておいた。

「モントーク・モンスター」と呼ばれる画像
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さて、ではこれはどうでしょう。2008年、ニューヨーク州、
ロングアイランド・モントークの海岸で発見されたもので、一見
哺乳類のようですが、口部にはクチバシがあるようにも見え、
ロングアイランドの極秘軍事施設でつくられたキメラ生物ではないかと
話題になりました。ちなみに、死骸は失われ、画像だけです。

別角度から
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これ、UMA研究家の間では、アライグマ説が強いですね。クチバシと
言われるものも、別角度からの画像を見れば、上顎、下顎があるのが
わかります。ニューヨーク出身の友人に聞いたところ、ニューヨークでは
あちこちでアライグマが異常繁殖しているとのことです。

アライグマを重ねた検証画像
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余談ですが、アライグマは英語で「raccoon ラクーン」
タヌキは「raccoon dog」と言います。タヌキはイヌ科ですので、
ドッグがつくのはおかしくありません。さて、次は日本の画像から。
これは、2017年7月、静岡県の海岸に漂着したもの。
で、これも死骸はいつのまにかなくなってしまってます。

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画像を見た専門家の意見は、サルの死体。ただし、ニホンザルではなく、
千葉の房総半島などで繁殖している外来生物のアカゲザルでは
ないかということでした。腐敗して皮がはがれたのか、もともと
皮膚病だったかはわかりませんが、大きさは合致しています。

接写していますが、大きなものではありません
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次は不気味な画像、テキサス州ガルフコーストに漂着したもので、
頭が大きく、口の中には鋭い牙が並んでいます。
ただし、この正体はすぐわかりました。キバウミヘビと呼ばれる
生物で、おもに西大西洋の30~90メートルの海域に生息している
そうです。この死骸は腐敗してふくらんでいますね。

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次、これもなかなかキモいですね。西オーストラリア州北部、
ブルームの海岸で発見されたものですが、自分は海水魚飼育を
してるので、イソギンチャクの仲間とわかります。
専門家の意見では、触手が最大50cmと大型になる、
スナイソギンチャクという種類のようです。

本物のUMA?
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次、これはアメリカ、ジョージア州セントシモンズ島の海岸に
打ち上げられたもので、全長120cmほどと、大きくはありません。
この死骸もその後、行方不明になっています。死骸は腐敗しておらず、
内臓がはみ出しているように見えます。うーん、これは何でしょう。
原始的なサメ、ラブカのようでもありますが、ヒレが違う気もします。

参考 ラブカ
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さて、残りスペースが少なくなってきました。これは最初のほうで
書いたAのケース。死体ではなく、生きているものが画像に撮られた。
場所はイギリス、カンブリア州にあるウィンダミア湖で2014年
撮影されたもので、「ボウネッシー」という名前がついています。
かなりはっきりした画像で、ネッシータイプ、首長竜のような形の

ものが写っています。これが加工画像であるという証拠はありません。
ですが・・・ ウィンダミア湖では、2011年、4つのコブが
ある生物のような画像が撮影されており、イギリスのタブロイド紙
「デイリー・メール 」が調査したところ、4つのコブ状に切り開いた
タイヤが湖岸で発見されてるんです。地域興しが疑われています。

ボウネッシー これとまったく同じ形のタイヤを連ねたものを、岸辺で新聞記者が発見
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さてさて、ということで画像を多くしてみました。UMAは腐敗して
なければ何の生物かだいたいわかりますし、腐敗していても専門家なら
判別できるんですが、死骸が残っておらず、画像だけというケースも
たいへん多いんですね。では、今回はこのへんで。

水中の生物は陸に上げると重力でつぶれます