今日も時間がなく軽めの話題で。自分は科学ニュースをよく見ているんですが、
「読売」 「Yahoo!」 「ITmedia ニュース」それぞれ特色があります。
そんな中で、最もひねったというか、
他とはかなり毛色の変わったニュースを紹介しているのが、
楽天がやっている「Infoseekニュース」ですね。

「子宮系女子だけじゃない! 女性の秘部に入れると超・危険なもの5選!」
「四肢切断を望み、自分の肉を食べ…! 恐ろしすぎる精神疾患4例」
「口からニョキニョキ、舌だけが2倍の速さで成長してしまった赤ちゃん」
ざっと1ページ目をひろい読みしただけで、こんな表題のニュースが見つかります。
今日はそこから、これをピックアップしてみました。

『食品の遺伝子テストを義務付けるのはありかもしれない。
去年、バイオテクノロジー会社であるClear Labsがホットドッグに含まれる
遺伝子チェックをしたところ、ラベルに表示されている原材料以外の物が
含まれていることが分かりました。この度、Clear Labsは同じ分子テクノロジーを
使ってハンバーガーに何が含まれているかを調べたようです。
その結果を読んでみると、うーんなかなか食欲が減る感じとなっています。

皆さんが今日のランチで食べたあのお肉、本当に牛肉だという確信はありますか?
Clear Labsの最新のレポートでは肉を使ったハンバーガーと、
ベジタリアン向けのハンバーガーのサンプル258個を遺伝子・栄養という側面で
分析しています。その結果14%のサンプルにおいて、
重大な問題が発見されたとのことです。

重大な問題とは、表記された原材料とは違うものが使われていたり、
栄養分のラベル表示からの大きな逸脱があったりというもの。
なんとネズミのDNAが発見されたサンプル、
食品に媒介する病原菌のDNAが発見されたサンプルもいくつかありました。
そしてなんと人間のDNAが含まれたものも、1つ存在していました。』


っっこいう

ふむふむ、食品に関する都市伝説というのもいろいろありますよね。
よく知られているのが、某大手フライドチキンチェーンのもので、
そこの調理場に入ってみると、天井から吊るされた鶏はどれも3本足だった、
というのがあります。遺伝子操作で作られた鶏ということなんでしょう。

あとはハンバーガーもネタになりやすいです。
いわく、養殖ミミズの肉を使っているとか、猫の肉を使っているとか。
ミミズバーガーに関しては、この都市伝説を元に作られた、
どうしようもない映画まであります。
ミミズのバーガーを食べるとミミズ人間化してしまうという。

これ、でも、採算面を考えればありえないですよね。
大量の肉を得るには、正規ルートから持ってくるのが、
一番コストが安いでしょう。3本足鶏を量産するには、
莫大な開発費用がかかるでしょうし、ミミズを原料とするなら、

秘密裏に養殖場や加工場を作り、従業員すべてに口止めをしなくては
なりません。そんなふうに製造されたミミズ肉が、
普通の牛肉よりも安いとはちょっと考えられません。
しかし、人毛醤油のように実際にあったものもあります。日本では、



戦中から戦後混乱期の間に製造されていたという話がありますし、
現代の中国でも作られています。Wikiで「人毛醤油」の項を引いてみると、
ちょっとここに引用をはばかるような怖ろしいことが書いてあります。
興味を持たれた方はどうぞ。

さて、表題のニュースに戻って、ネズミのDNA検出といってもごく微量で、
ネズミ肉が使用されていたわけではないようです。
ただし不衛生な環境で製造されたようで、おそらく肉にネズミが触り、
そこで皮膚片や糞が混入したものと思われます。

また人間のDNAについても、これは手袋をしないで触るなどした人の皮膚片か、
髪の毛などだろうと考えられます。人肉を使用したわけではないでしょうw
それから病原菌類については、この試験では、検出されたDNAが
生きたものか死んだものかは判別できず、おそらくは病原菌も、

加熱調理の過程で死んだものの痕跡ではないかと推測されています。
・・・ということで、まあ大きな問題はないと言えばないのですが、
やっぱり気持ち悪い感はありますよね。ニュースを続けます。

『その一方で消費者を騙しているケースもありました。いくつかのバーガーでは、
記載されていない原材料が大量に使用されているという混ぜ物ケースが
発見されたんですね。たとえば子羊の肉やバイソンの肉を謳ったハンバーガーに
牛肉や鶏肉が混ぜられていたりというものです。

黒豆を原料にしたバーガーと表示されているのに、
全く黒豆が含まれていなかったりもしました。
ここまでくると完全に偽装表示ですね。
ベジタリアン用バーガーのうち14個はラベル表示されている原材料のうち、

何かが欠けていました。米Gizmodoの取材に対してClear Labsの共同創立者である
Mahni Ghorashi氏は「ベジタリアン製品のほうが多く問題が検知されたことに
すごく驚きました。というのも、普通ならベジタリアン製品のほうが安全だ
と考えるからです」と述べています。』


っこい

これはいけませんね。まさに羊頭狗肉の故事を地で行ってるようなものです。
しかし、ベジタリアン用ハンバーガーのほうが問題が大きいというのは、
自分は疑問に思いません。むしろ、そうだろうなあという感想です。
野菜を使用していながら、肉の食味・食感を出すのはかなり難しいと思われます。

作られる量も多くはないでしょうから、安易な加工がされているんでしょう。
そもそも、ベジタリアンならハンバーガーでなく、
サラダを食べればいいのにねえ。
あとそうですね。某ハンバーガーチェーンで出されるポテトフライは、
何年たっても腐らず、カビも生えないという話もありますよね。

これは実験が簡単なので、世界の各地で検証されていて、
動画なども出回っています。大量の防腐剤などの添加物が入っていて危険、
という人もいますが、これも自分は考えにくい気がします。
ポテトフライなんて、まずその場で食べるものだし、
家に持ち帰ってとっておくという人は少ないでしょう。

在庫にしてずっと寝かせておく、というのは考えられないこともないし、
賞味期限がきても廃棄しない前提かもしれませんが、
大量の添加物を入れるコストやリスクを考えると、ありえない気がします。
ホテトの断面積が小さいため、すぐに乾燥してしまって、

菌が繁殖しにくいという説明が最も納得できますね。
試しに、ポテトに定期的に霧吹きで水をかけていれば、あるいは、
ラップで覆って乾燥しないようにすれば、
カビは生えてくるんじゃないでしょうか。では、このへんで。