何年か前に友人から、『「普通がいい」という病』という本を紹介してもらって読んだのが始まりだった。
最近、それから何冊も新刊が出ていたことに気づき、さっそく購入。
その中にはkindleでしか読めないもの(『仕事なんか生きがいにするな』)があったので、今まで敬遠していた電子書籍も挑戦してみたら、意外に読みやすくて新境地を見つけた感じ。(ページの端を折れないのが玉にキズ)
これらの本を読むと、これまでの「うつ」や「〇〇依存症」についての理解やアプローチがいかに間違っていたのかがわかる。
わかると同時に、間違った対応で病状を悪化させてしまった人がいると思うと、医療とは諸刃の剣だなと痛感する。
結局は、自分を傷つけるのも守るのも自分しかないという、身も蓋もない結論に達するのだが、解決の糸口をどこに求めるかで、結果は違ったものになるというのが泉谷先生の本を読んで実感するところだ。
相談する相手を間違うと、とんでもないことになる。

弁護士事務所に着いてから2時間半が経過しようというころ、ようやく顧問に渡す手紙の内容が完成した。
要約すると「下書きの件は、弁護士と相談中につき保留にしてほしい」という内容だが、三行半(この場合”さんぎょうはん”)ほどの文章に、これほど推敲を重ねるとはさすが弁護士。
話が始まったときに事務員のおねいさんが持って来てくれたお茶もすっかり冷めてしまったが、暖房がよく効いた部屋での格闘だったのでむしろ美味しくいただいた。
弁護士の相談料は「1時間5400円(税込)」となっていたので、”2時間半も経っちゃったから、え~っと5400×2.5で・・・”と頭の中で計算していたら「じゃあ、5400円で」と言ってくれた。
離婚調停のときに大金を払った甲斐があったよ(笑)
外に出ると街はすっかり夜になっていて、あくびを噛み殺していた次女は、夜風にあたると急に元気になった。
弁護士事務所を出てから数メートル歩いたところで、次女が「え~っと・・・」と前置きをして
「普通の家にも弁護士っているの?」
と聞いてきた。
ああ・・・そこね!疑問に思うよね!
「あのね、ウチの場合は離婚のときに調停をしないといけなかったから、お母さんが弁護士を探したんだよ。それがなければ弁護士に知り合いはできなかったかもね。」
”ふ~ん”と言ったかは聞こえなかったが、その話はそこで終わった。
翌日。
弁護士と完成させた文章をPCで打ち、淡いブルーの便せんにプリントアウトしたあと、茶封筒に入れて封をし、学校まで車を走らせた。
事務局に着いて手紙を差し出すと、
「本日、顧問の先生は出向なので、渡すのは明日でもいいですか?」
と言われたので了承。
これでとりあえず次女に圧力がかかるのは避けられるはずだし、納得できない面は多々あるけどこのままうやむやに終わってもいいかな・・・と思いながら翌朝を迎えた。
すると、学校からの着信。
「お母さん、会ってお話ししたいので学校へ来ていただけますか!?」
言って来たのは担任だった。