かなり久しぶりの投稿となります。
もうだいぶ過ぎましたが、明日が太陰暦の正月ということもあるので、『節分の由来』についてアップします。
全部で3部作となっていて、今日のテーマは『天之岩屋戸事件』について、その真相に迫ります!
それでは、お読みください!
『 節分の由来 』 その一
◎天之岩屋戸の事件
それは、むかしむかしの大昔のことです。天照大神さまが、天之岩屋戸に入られたことがあります。どうして、天照大神さまが、天之岩屋戸にお入りになられたかという訳をこれからお話しします。
まず、神というものも、年の若い神々はやはり人間と同じく、非常に元気がいい。別に乱暴したというのではありませんが、とかくイタズラといえばよろしいのでしょうか、人でも若い時は、まぁよくふざけるもんであります。
まぁ犬と人の例えはおかしいけれど、犬の仔なんか見ると小さい中は物を持って歩いたり、様々な畑の中でも、どこでもひっくり返して騒ぐもんであります。
むかしむかし若い沢山の神さまも、やはり今のように非常にこう田畑を荒らした事があるのであります。
荒らすといって荒らす訳じゃあないけれども、ふざけてその辺で相撲を取るとか、様々な事をするので、
「 そこに行っちゃダメだ 」
と言っても、とうとうやるという有り様で、子供らが幼い時には、障子に穴を開けるとか、襖を破るとか、様々な事をしでかします。
その様に一言に言えば乱暴というような具合の騒ぎ方をしたのだそうであります。
それで上の位の神さまが、
「 そんなに、その辺を荒らしちゃいけない。おとなしくせぃ。 」
と注意しても、その時だけ、「はい」と言って、すぐまた荒し回る。
イタズラをするという訳じゃないけれども、自然の勢いに駆られて、その辺の田畑を荒らすという訳です。
それで、いくら言ってもまだそういう若い気性ですから、なかなか言うことを聞かないのです。
しかし、このままではダメだと、天照大神さまは怒って、
「 我神は、行ってしまう! 」
と、こうおっしゃって天之岩屋戸にお入りになった。
これを人で例えると、沢山子供のいるお母さんがいて、
「 じゃあ、お前たち。そう、言うことを聞かないと、おっかさんは行ってしまうぞ。 」
という様な態度をとった訳です。
そうしましたら、世は真っ暗になってしまった。どうも天照大神さまが天之岩屋戸に入ったために、世が真っ暗になってしまい、後に残った八百万の神は困ってしまった。
「 どうしたらいいだろう。こうしたらいいだろう。 」
と色々と協議したところが、そこに一番お年寄りの神・大山祗大神さまが、
「 まぁ、待て待て。とにかく、これはどうしても、ただじゃあ天照大神さまを出す訳にはいかない。よって、皆でお神楽をやろう。 」
と、天之岩屋戸の前でお神楽をする事となった。
そして、大山祗大神さまの妻の神にあたられる天之受賣大神さまが、着ていた桂木をたすきにして、鈴を振って舞をなされました。
後の八百万の神は、今でいうと楽隊の様に、色々な楽器を持って演奏したのです。
すると、天照大神さまは、一体我神が岩屋に入ったら、ずいぶんと困っていることであろうと思っていたのが、なぜか外でガヤガヤ騒ぐな、と不思議に思い、ちょっと戸を開けて覗いて見たのです。
すると、天照大神さまは太陽の神さまですから、光が中から外に洩れたのです。
そこで、あらかじめ潜んでいた手力男命という力の強い神さまが、岩戸に手をかけ、ギューッと開けてしまった。
そうして天照大神さまを、外に連れ出したのです。
そして、後ろにすぐ注連縄を張ってしまった。この注連縄を張るというのは、神の規則として注連縄を張られると、それをくぐったり跨ぐということが出来ないのであります。
今でも、やはり正月になると皆、注連縄を張るのでありますが、この時のことから注連縄というものができたのであります。
さて、注連縄を張られたものですから天照大神さまは、再び岩屋の中に入る事が出来ない。
そこで、八百万の神は皆その辺に平伏して、
「 今度は決して、仰せに背く様な乱暴はしませんから、どうかお許しください。 」
と、みんなで泣いてお願いした。
これが、「 天之岩屋戸開き 」であります。
※今回の話のミソは、注連縄を張ると神の世界の規則として、神はそこを跨いだりくぐったりして通ることが出来ない!という事です。
そうすると…頭の良い人は分かりますね!
では、続きはまたのお楽しみ(笑)