東京オートサロン2017(その70) | 私的PORTRAIT専科

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イベント等でお見掛けした方々の私的記録です。

1月上旬に幕張メッセで開催された東京オートサロン2017にて。
まあみさん=SUWホイール(クライメイト)ブース。





クルマのカスタマイズ、特にドレスアップにおいてホイールは重要なパーツ。
足回りを支える機能面に加えて、クルマの外観を形成する装飾面の役割も大きく、
内外の様々なカスタマイザーさん達が工夫を凝らしたデザインを発表しています。


クライメイト   


日本にもカスタム用ホイールを手掛けるカスタマイザーさんが多数存在していて、
富山県に本社を置く(株)クライメイトさんも、そんな専業メーカーさんの一つ。
もともとは海外を含む既存のホイールブランドの販売を手掛けていたようですが、
ストリート&スポーツファッションに精通するデザイナーの鈴木一泰さんと共に、
(この鈴木一泰さんはメジャーリーガーのイチロー選手の実のお兄さんとの事)
「日本のホイールデザインを世界に」をテーマに、独自ブランドの「SUW」を設立。
日本のカスタマイズシーンに色濃いヤンチャなストリート&スポーツテイストと、
日本人ならではの伝統や感性に根差したテイストを融合させた斬新なデザインは、
徹底した製造管理に基づく安全性・信頼性と共に多くのファンを獲得しています。




クライメイトさんのブースを初めて目にした記憶は昨年のオートサロンで、
今年もレイアウトこそ変わっているものの、全体の雰囲気に既視感を憶えました。
モーター系の出展ブースの雰囲気を形作る最も大きな要素は展示車両だと思われ、
例えばドレスアップ系といわゆるヤンチャ系では雰囲気が全く異なって見える筈。
クライメイトさんの場合はデザイン性の高いパーツに合わせたドレスアップ系で、
同様のパーツを扱うカスタマイザーさんでも、出展社毎の微妙な違いが漂います。



今回の出展ブースでは、ホイールやブレーキキャリパーといった製品に加えて、
同社のパーツでカスタマイズしたドレスアップテイストの4台のデモカーを用意。
カーオーナー達に対しては、完成車の形で見て貰うのが最も効果的なようです。
ブース全体の構成は、背景となる壁面を設ける事で来場者達の導線を制限して、
車両やパーツの展示を含めたブース全体を把握しやすい構成になっていました。
頭上部分に屋根構造を一切設けていない為、横に長いブースが広々とした印象。
パッと見た時に目に入りやすい壁面は、黒と白のツートーンで塗り分けていて、
高級感が漂うブースが単調に見えない、アクセント的な効果を挙げていました。




イベント的要素が無い為、出展風景が単調に見えてしまわないような工夫も。
最も分かりやすく効果的なのがモデルさんの起用で、今回も3名の方々が登場。
SUWホイールのブランドロゴと同じ赤と青を採り入れた派手なコスチュームで、
(デザインは異なりますが、昨年も同様のテイストのコスチュームだった筈)
例えば、アメリカ辺りで行われている派手なイベントのキャンギャルさん風。
落ち着いたボディカラーの展示車両との組み合わせはギャップがありますが、
それが良い意味でオートサロン的な存在感を生み出す事に繋がっていました。