東京オートサロン2017(その30) | 私的PORTRAIT専科

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イベント等でお見掛けした方々の私的記録です。

1月上旬に幕張メッセで開催された東京オートサロン2017にて。
掘口キショリさん=DUNLOPブース。





「ダンロップ」は、住友ゴム工業(株)さんが展開しているタイヤブランド。
同社は、スポーツ用品や産業用品等を含めたゴム加工製品の専門メーカー。
同社のタイヤ事業は「ダンロップ」と「ファルケン」の2つのブランドで構成され、
乗用車・トラック&バス・モーターサイクル用の各種タイヤをカバーしています。
(かつてはアメリカのグッドイヤー社とも提携していましたが、2015年に解消)
「ダンロップ」は、もともと十九世紀末期にヨーロッパで設立されたブランドで、
住友ゴム工業さんが扱うようになったのは1980年代からの比較的新しい関係。
国内に加えて、中国・タイ・ブラジル・南アフリカ・トルコ等に生産設備を展開。
日本のグローバルタイヤメーカーとしてはブリヂストンと横浜ゴムが双璧ですが、
ヨーロッパの老舗ブランドとして、差別化と独自展開を図っているようです。



今回の出展では、2月に発売予定の新製品「ダンロップ・ル・マンV」を紹介。
低燃費タイヤで実現しているロングライフ性能・省燃費性能(低転がり抵抗性能)、
乗り心地や静粛性といった付加価値性能を、従来モデルから大幅に高めると共に、
「実感できる快適性能」を実現したという、同シリーズ15代目の新モデルとなります。
他にも、スポーツタイヤ「DIREZZA」シリーズに投入されている技術の解説コーナーや、
「ダンロップSP44」を装着して1972年のサファリラリーで優勝を果たした「ダットサン240Z」、
2016年シーズンのSUPER-GT300クラスを戦った「Hitotsuyama Audi R8 LMS」等を展示。
オートサロンのトレンドの一つであるモータースポーツにフォーカスした出展風景でした。




モーターショーとオートサロンそれぞれに本格的なブースを出展している為、
例えば2015年のモーターショーのブースと見比べると、展示会毎の違いが一目瞭然。
新技術によるコンセプトタイヤや最新タイヤを揃えたショウケース的な前者に対して、
モータースポーツのイメージを全面に打ち出した後者という棲み分けが出来ていて、
単純に出展規模だけを見比べると、オートサロンの方が大掛かりで賑やかな雰囲気。



これまでは、いかにも展示会ブースらしい大掛かりな屋根を掛けていましたが、
昨年と今年はそれを無くして、ブース内の空間が広々と感じられる開放的な構造に。
外周沿いにキッチリと造り込まない分、ブース全体のボリューム感は薄れましたが、
パッと眺めた時に、ブース内の展示や装飾の全体像を把握しやすくなったようです。
ブース内の中央の奥にイベントステージ、真ん中辺りの左右に2台の車両を展示して、
基本的な構成要素とレイアウトは昨年と同様だった為に足を運びやすかった筈です。
ミニステージ状の展示台でリフトアップした2台の車両の存在感を照明が際立たせて、
ゲームショウに次いで薄暗いオートサロンの会場内ならではの独特の雰囲気でした。




以前は車両の横立ちモデルさんとコンパニオンさんを別々に起用していた筈ですが、
昨年と今年はローテーションでコンパニオンさん全員が車両の横立ちモデルも兼務。
上下セパレートのコスチュームがモータースポーツテイストな展示車両に馴染んで、
ダンロップさんカラーの黄色と黒のコントラストが、アイキャッチ効果充分でした。
今回初めてお見掛けした掘口さんは、ちょっとエキゾチックな雰囲気の美人さんで、
ドレスアップしたコーデで高級カスタムカーの傍らに立っても似合いそうでした。