東京オートサロン2017(その27) | 私的PORTRAIT専科

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イベント等でお見掛けした方々の私的記録です。

1月上旬に幕張メッセで開催された東京オートサロン2017にて。
羽瀬 萌さん=MOTULブース。





MOTUL(モチュール)は、フランスに本拠を置くカーメンテナンスメーカー。
1853年の設立以来、エンジンオイル等のケミカル製品を世界中に供給しています。
世界でいち早く市販化に成功した自動車用化学合成オイル「MOTUL Century 2100」や、
その経験から生まれた植物性エステル採用の100%化学合成オイル「MOTUL 300V」等、
モータリゼーションの本場・ヨーロッパで培った業績で世界中に名を轟かせました。
1971年にウィリアムズ、1974年にはBRMと共に自動車レースの最高峰であるF1に参戦。
バイク用エンジンオイルにも力を入れて「MOTUL Century 300 2T」の市販化に成功し、
1977年にロードレース世界選手権(WGP)で片山敬済選手のチャンピオン獲得に貢献。
現在に至るまで国内外のモータースポーツファンにお馴染みのブランドの一つです。



同ブランドに関しては、例えば日産ブース等で名前を目にする機会がありましたが、
ここ数年のオートサロンの盛り上がりに乗る形で「MOTUL」として初の単独ブース出展。
フラッグシップ製品である「300V」モータースポーツラインを含めた幅広い商品の展示、
同ブランドのドラムパッケージやガレージをテーマにした本格的な展示・装飾に加えて、
2017年モデルのグッズやアパレル等、ブランドのアイデンティティを様々な手段で表現。
MOTULさん初の本格出展という事で、興味津々で足を運んだ来場者達も多かったかも。




中ホール6のブースは、完成車メーカーのブースが並ぶ会場内では中規模クラスですが、
4面全てが通路に面した(=他社ブースと接しない)、いわゆる「島小間」になっていて、
一般的な専門展示会の基準で見れば、充分に大型、且つ使い勝手の良いブースでした。



ブースの真ん中部分の頭上を屋根状に囲って、ブランドロゴの電飾サインを各面に設置。
その屋根が掛からないメイン通路沿いと反対側のサブ通路沿いに、レースマシンを展示。
目を惹きやすいマシン展示で来場者達の足を止めてブースに来て貰うという意図の筈で、
オートサロンに限らずクルマの展示ブースのセオリーを踏まえた構成という感じでした。
ステージイベントに加えて最近のトレンドであるVR(仮想現実)による体験コーナーも。
来場者が天候やコースに合わせてバイクのカスタマイズしてレーサーを応援する内容で、
レースゲームや実写映像を使ったレーサー視点の体験が多い中で、差別化を図っていて、
製品や車両の展示に留まらず来場者達が自ら参加して楽しめるブースになっていました。




羽瀬さんを含めたコンパニオンさん達は、展示車両の横立ちモデルも務めていて、
自分もブース前を通る度に撮らせて頂きましたが、全身姿をきれいに残すのが難しく、
(展示車両の周囲を仕切っていたパーテーションが足に掛かってしまう状況でした)
ブース内に立っていた時の写真の方が、ユニフォームのデザインや雰囲気が伝わる筈。
白を基調色にしたブースに立つと映える、ロゴと同じ赤が鮮やかなスカートスタイルで、
ボディコンシャスなフォルムがレースマシンの傍らに立った時にも映えるデザインです。
パッと華やかな印象と同時に、歴史あるヨーロッパ企業のユニフォームに相応しいかも。
おそらく、東京モーターショーのブースに立っても、自然に馴染んで見える筈です。