コミックマーケット91(その27) | 私的PORTRAIT専科

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イベント等でお見掛けした方々の私的記録です。

2016年12月下旬に東京ビッグサイトで開催されたコミックマーケット91にて。
春宮ゆんさん=「グリモア~私立グリモワール魔法学園~」ブース。





コミケは、その名の通りコミック同人誌の即売会が出発点になっていますが、
会期を重ねて規模拡大するにつれて、良い意味で何でもアリの交流機会に発展。
趣味を極めた方々が深堀りした読み応えのある各種同人誌が揃っているようです。
自分が専ら足を運ぶ企業エリアでも、コミック・アニメからジャンルが拡がり続けて、
いわゆる「無縁企業」と呼ばれる、全くの異業種から出展する企業も増えています。
(今回で言えば、多摩川競艇さんや大正製薬さんが分かりやすい具体例かも)



そんな中、コミック・アニメとの親和性が比較的高いジャンルの一つがゲームで、
企画段階からアニメ・グッズ等のマーチャンダイジングを見据えた作品も多い様子。
学園アドベンチャーアプリゲームの「グリモア ~私立グリモワール魔法学園~」は、
(株)アプリボットさんが2014年に配信をスタートした美少女ゲームのヒット作の一つ。
現時点でアニメ化はされていませんが、50名以上に及ぶ人気声優さん達を起用して、
当然ながら、アプリボットさんとしても、近い将来の多展開化を見据えている筈です。
過去のコミケでも企業エリアで度々お見掛けして来た常連出展社さんの一つです。




出展していた西2ホールは、これまで見慣れて来た西3~4ホールと趣きが異なり、
午後になると強烈な西日がホールの出入口から射し込んで独特の明るい雰囲気に。
この西日が直接当たる位置だと撮らせて頂く際のハードルが一気に上がりますが、
今回のグリモアさんブースはそこまで顕著な影響を受けなかったのが幸いでした。



企業エリアの最小単位である1小間ブースを、工夫を凝らして見栄え良く装飾。
ブース全体の頭上部分に、キャラ達の大型ビジュアルをアイキャッチとして設置。
(キャラ達の輪郭に沿ってカットアウトしていて、直線パネルより目立ちます)
装飾としての効果はもちろん、これが出展位置を伝える社名表示にもなっていて、
「グリモア」のPRブースであり物販ブースでもある事が感覚的に伝わって来ます。
ブース全体の基本構造と運営はオーソドックスな物販をメインを構成されていて、
目ぼしいアイテムが売り切れる午後には、ブース周辺の雰囲気もかなり落ち着き、

何となくのんびりした雰囲気の中、気軽に足を運んで撮らせて頂く事ができました。




「グリモア」はタイトル通りの学園ファンタジーストーリーに基づくゲーム。
人間の世界を脅かす「霧の魔物」の出現と共に始まった戦いから、はや300年…。
日本に存在する、魔法使いを育成している私立グリモワール魔法学園を舞台に、
主人公の少年が同級生の少女達と共に「霧の魔物」と戦って行く…という内容。
ゲームに登場する主要キャラ達に扮したコスプレイヤーさんも毎回のお約束で、
今回はメンバーが日替わりだった事もあって、足を運ぶ度に新鮮な光景でした。
二日目にお見掛けした春宮さんが扮していたのは「白藤香ノ葉」。



一見おしとやかな京美人…のはずが、

京都には行ったことすらないという話。

かわいいものなら人だろうが魔物だろうが愛でまくる。

イベント好きの着せ替え好きで、

おまけに一目ぼれした相手のプライベートは、

知り尽くしていないと気が済まない猪突猛進な女の子。


キャラ達は「ローズ」「リリィ」「サンフラワー」の3グループに分かれていて、

美少女キャラとしてイメージし得る、全ゆるタイプの女の子達を揃えている感じで、

誰もが自分好みの女の子を見つけられるように上手く設定されているなぁと感心。

「香ノ葉」は「リリィ」のメンバーの一人で、ピンク色のカーディガンがトレードマーク。

春宮さんのコスプレ姿は、鮮やかなブルーの超ロングヘアこそフィクション的ですが、

カーディガンを重ねたJKの制服姿が、そのまま現実にいそうなリアリティを漂わせて、

良い意味で企業の公式コスプレイヤーさんらしからぬ存在感を感じたのでした。