東京ゲームショウ2016(その135) | 私的PORTRAIT専科

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イベント等でお見掛けした方々の私的記録です。

9月中旬に幕張メッセで開催された東京ゲームショウ2016にて。
遊くん=インテルブース。





スマホやタブレットでゲームを気軽に楽しむライトユーザーが増えつつある中、
ハイスペックなゲーミングPCで大作ゲームに挑む本格派ゲームファンも健在で、
PCメーカーやパーツメーカーにとって安定した需要が見込める重要顧客達です。
それらの需要を主に支えているのが対戦型オンラインゲームのプレイヤー達で、
ゲーミングPCに力を入れている企業の多くが、オンラインゲーム大会をサポート。
インテルさんも、秋葉原のイベントスペース等で競技会型イベントを開催していて、
例えば、昨年末に「Intel CLUB EXTREME GAMERS WORLD」なるイベントを開催。
いわゆる「e-Sports」の楽しさをPRする事でゲーミングPC需要を喚起する狙いで、
「ファイナルファンタジーXIV」「機動戦士ガンダムオンライン」がテーマのイベントや、
各種ゲームの体験スペース等を設けて来場者が自由にプレイする事もできました。
インテルさんに加えて、直接競合しないパーツ・デバイス企業も多数出展していて、
秋葉原界隈のパーツ量販店とコラボする事で購入需要も喚起していたようです。



今回はインテルさんの単独ブースで、東京ゲームショウでは久々の出展風景。
PCゲームの楽しさやPCゲームならではの快適なプレイ環境をアピールすると共に、
一般公開日の来場者に対してゲーミングPCの購入促進を直接訴求する絶好の機会。
例えば「ゲーム推奨PCによる試遊コーナー」「インテル ソリューションコーナー」では、
スクウェア・エニックスさんやBlizzard Entertainmentさんと大々的にコラボレートして、
「ファイナルファンタジーXIV」「フィギュアヘッズ」等のタイトルを最新PCで楽しめました。
又、一般公開初日には「W2BF Official Clan Tournament Season2」の決勝大会を開催。
2016年度の「最強クラン」がゲームショウで誕生!という話題性のある仕掛けでした。
日本でも盛り上がりを見せているs-Sportsを集客に上手く活用していたようです。




インテルさんの出展ブースを目にする機会は、それなりに多いと思いますが、
メインとなるビジネス展示会に足を運ぶ機会が無い自分には新鮮な出展風景。
おそらく、それらで得た方法論や基本デザインをベースにしていると思いますが、
エンタメコンテンツの代表格であるゲームならではの娯楽性も加味していました。



PC・デバイスメーカーのブースとしては、必要充分過ぎるぐらいの規模を確保。
ただ、e-Sportsの競技大会を行う為、観客を収容するスペースを考慮していた筈。
ブース内の空間の抜けが多い事で分かる通り、極めてシンプルな構造という印象。
中央の奥に設けたイベントステージと観覧スペースがスペースの大部分を占めて、
メイン通路沿いの左端と右端にスクウェア・エニックスさんとのコラボコーナーを設置。
コラボしたのは「ファイナルファンタジーXIV」「Overwatch」「スケルトニクス」の3つで、
派手なイメージビジュアルや大型ロボットを交えつつ展開されて、賑やかな雰囲気。
その一方、インテルさんのプロダクツをPRする展示については、むしろ控えめで、
同社の製品がPCやゲーム専用機を動かすソフトに近い事を思えば、的確な判断かも。




コラボコーナーには、各ゲームに登場するキャラのコスプレイヤーさん達の姿も。
インテルさんだけでは無機質になりがちなブースに彩りを添える装飾的な役割で、
ブースに目を向けて足を止めさせるアイキャッチ的な役割も大きかったようです。



遊くんが扮していた「トレーサー」というキャラが登場するのは「Overwatch」。
ブリザード・エンターテイメントが手掛けたアクションシューティングゲームで、
(スクウェア・エニックスさんの「エクストリームエッジ」レーベルから発売)
近未来の地球を舞台に様々な特殊能力を備えたヒーロー(=プレイヤー)達が、
チーム対チームで対戦(現時点で、全世界のプレイヤー数は1千万人超との事)。
既にデジタルコミックや短編アニメ化されて、今後も様々なコンテンツ化を予定。



「トレーサー」はオフェンス(というセグメントの)ヒーローの一人。
オフェンスヒーローの中でも抜群の機動力を誇り、奇襲を得意としているとの事。
…と書いても、このゲームに全く無知なので能力のスゴさが全く伝わりませんが、
ド派手なボディスーツに身を包んだPOPな佇まいがコスプレに打ってつけのキャラ。
常にゴーグルを掛けている為、遊くんの素顔が今イチ伝わらないのが残念ですが、
ボーイッシュなカッコ良さを漂わせつつもキュートな「トレーサー」に仕上がっていて、
インテルさんの先進的なイメージを近未来SF風な味付けで代弁していたようです。