東京ゲームショウ2016(その136) | 私的PORTRAIT専科

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イベント等でお見掛けした方々の私的記録です。

9月中旬に幕張メッセで開催された東京ゲームショウ2016にて。
藤澤友千菜さん=SOFT GEARブース。





総合展示会では、ビジネスデイと一般公開日を明確に分けている場合が多く、
(一般向けの展示会でも、プレスタイムを設けるといった対応を採ります)
東京ゲームショウも、前半二日間=ビジネスデイ、後半の土日が一般公開日。
ただ、ゲームショウのビジネスデイは限りなく一般公開日に近い雰囲気が漂い、
あくまで私的な印象ですが、ゲーム業界関係者向けの先行試遊デイという趣き。
それを象徴するかのようにビジネスソリューションコーナーは年々縮小していて、
(2015年と2016年の会場レイアウト図を見比べてみると、それが明らかです)
近い将来、東京ゲームショウの在り方自体が少なからず変わって来るのかも。


ソフトギア


そんな現状を踏まえたのか、出展体制を見直していたのがソフトギアさん。
家庭用ゲーム機からネイティブアプリまで、様々なプラットフォーム向けに、
高速で安定したサーバー開発を始めとした様々なテクニカルノウハウを強みに、
設計・開発・デバッグ・サービス運営まで提供するオンラインゲーム開発会社。
注目を集めているサービスの一つが、独自開発のオンラインゲームライブラリ。
サーバーのリアルタイム処理、ネットワークの高速通信、3Dの高速描画処理等、
同時に多人数が接続しても、快適にゲームを楽しめる操作環境を実現しました。
昨年もビジネスソリューションコーナーに出展していた典型的なBtoB企業ですが、
今回は前半のビジネスデイに留まらず、後半の一般公開日までフル体制で出展。
昨年の経験を踏まえた上で少しでも知名度を高める事が得策と判断したのかも。




ゲームショウの中ではコンパクトなブースを、オーソドックスな要素で構成。
この規模なら外周沿いにトラス(金属製の支柱)をがっちり組む事もできますが、
今回は背景となる壁面を造り込みつつ、空間(の抜け)を活かした構造を採って、
左側に設けた円筒型の展示コーナーや壁面の映像に足を向けやすい雰囲気。



ビジネス向けにも一般向けにも対応できるようなニュートラルな構成である一方、
ブースとしてのインパクトが稀薄な点は否めませんが、そこは割り切っていた筈。
VRオンラインゲームを手掛ける「SOFT GEAR」という企業訴求に徹していた感じで、
ネット検索で容易に情報に辿り着ける今の時代ならではの出展スタイルなのかも。
ビジネスデイがメインの企業にとっては一般公開日をどうするかが大きな課題で、
ソフトギアさんにとっても、出展を続ける限り試行錯誤せざるを得ないのかも。




一般公開日を盛り上げる一助として、今回はコンパニオンさんの人数を増やし、
自分にはキャラが分かりませんでしたが、コスプレイヤーさんも1名加わりました。
サテン調の光沢素材を使ったユニフォームは、ブルーとシルバーが目に鮮やかで、
浮遊感を帯びたデザインが、テクノロジー系の出展社に相応しいイメージでした。
(おそらく、そのままIT系のビジネス展示会に使っても全く違和感を感じない筈)
少しでも目立つように、コンパニオンさん達はヘアアレンジを盛りに盛っていて、
ブース前に並んで立った藤澤さん達のユニフォーム姿は、アイキャッチ効果満点。
おそらく日替わりで工夫していたヘアアレンジをコンプリートできず、残念…。