東京ゲームショウ2016(その138) | 私的PORTRAIT専科

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イベント等でお見掛けした方々の私的記録です。

9月中旬に幕張メッセで開催された東京ゲームショウ2016にて。
安藤麻貴さん=コナミデジタルエンタテイメントブース。





1969年に創業した老舗のコナミさんは、アーケードゲーム事業を皮切りに、
PCや家庭用ゲーム機向けの様々な人気ゲームを生み出して事業を急拡大。
現在はコナミグループ傘下の各企業で既存事業のゲームや玩具はもちろん、
スポーツクラブの運営等に象徴される、経営の多角化を進めているようです。
現在、ゲーム事業を手掛けているのはコナミデジタルエンタテインメント(株)さん。
大手ゲーム企業の殆どが同業他社同士の資本提携や経営統合を経験する中、
コナミさんは創業以来の独立性を保っている数少ない一社でもあるそうです。



今回の出展ブースでは、同社の人気シリーズそれぞれを様々な趣向で紹介。
「ウイニングイレブン 2017」では、本年度の世界大会チャンピオンが来日して、
ステージイベントやデモンストレーションを通じて日本のゲームファン達と交流。
国内事前登録者数が65万人超のカードゲーム「遊戯王 デュエルリンクス」では、
スマホを模した大画面のタッチモニター式先行体験台での試遊を楽しめました。
「実況 パワフルプロ野球」では、TGS最強プレーヤーを決める特別大会を開催。
そして、まさに開催の直前(ビジネスデイ前日の14日)になってビッグニュースが。
来年発売予定のシリーズ最新作「METAL GEAR SURVIVE」のプレイデモ映像を、
17日(一般公開日の初日)にLIVE中継による世界初公開する運びとなりました。
そんなサプライズも含めて充実したラインナップを改めて強く印象付けたようです。




大手ゲームメーカーの出展ブースには、それぞれ特有の雰囲気が漂っていて、
それが企業のアイデンティティに根差しているのか、自分には分かりませんが、
(銀行業界でよく使われる「カルチャー」のような何かが存在するのかも)
今回のコナミさんブースにも、同社らしい雰囲気(空気感)が漂っていました。



前回はホール8の端っこでしたが、今回はカプコンさんとセガさんに挟まれて、
来場者の行き来が最も激しい(言い替えれば最も賑わっている)好位置でした。
正面に当たるメイン通路に向けてステージを設置したオーソドックスな構成で、
ステージを際立たせる為に照明を極端に抑える事で、独特の雰囲気が漂います。
正面部分がブースの「顔」に当たる事を踏まえて、緑・赤・青のラインで装飾。
ゲームショウ独特の薄暗さをクールな雰囲気に転換する事に成功していました。
ゲームの試遊コーナーについては側面~裏側にタイトル毎に分かりやすく配置。
4面を全て使える、いわゆる「島小間」のメリットを最大限に活用していました。




主にメイン通路沿いで配布を担当するコンパニオンさん達は6名と少数精鋭で、
前回と全く同じ3種類のデザインのユニフォーム×3名ずつで着分けていました。
ちょっと近未来風のデザインは、ゲームというエンタメコンテンツに相応しく、
スカート部分に加えたゲームのコマンドマークがユニークな装飾として印象的。
(自分は全く知らなかったのですが「コナミコマンド」と呼ばれている様子)
本来は配布が担当の筈ですが、メイン通路沿いに立つと被写体になる時も多く、
一般公開日には、むしろフォトセッションのような運営にシフトしていた感じ。
今年は特に、そんな良い意味でユル~い雰囲気が強かったように思いました。



最後に、ユニフォーム姿をまとめて確認できるラインナップもUPしておきます。
3種類のユニフォームが勢揃いするとデザイン意図やテイストが伝わりやすい筈。