東京ゲームショウ2016(その128) | 私的PORTRAIT専科

私的PORTRAIT専科

イベント等でお見掛けした方々の私的記録です。

9月中旬に幕張メッセで開催された東京ゲームショウ2016にて。
立花はるさん=バンダイナムコエンターテインメントブース。





旧バンダイと旧ナムコが経営統合して生まれたバンダイナムコグループは、
事業ドメイン毎に設けた3つの戦略ビジネスユニットと関連事業会社で構成。


①トイホビー
玩具、模型、菓子・食品、カプセルトイ、カード、
アパレル、生活用品、文具などの製造・販売
(主幹会社:株式会社バンダイ)


②ネットワークエンターテインメント
ネットワークコンテンツの企画・開発・配信、
家庭用ゲームソフト、業務用ゲーム機、
景品等の企画・開発・販売、アミューズメント施設等の企画・運営
(主幹会社:株式会社バンダイナムコエンターテインメント)


③映像音楽プロデュース
アニメーションの企画・制作・プロデュース、
映像・音楽ソフトの企画・制作・販売、
オンデマンド映像の配信、ライブエンターテインメント事業
(主幹会社:バンダイビジュアル株式会社)


ゲームショウの出展は②のバンダイナムコエンターテインメントさんで、
その旧社名がバンダイナムコゲームスだった事を知って、なるほど!と納得。
自社のゲームを「ネットワークコンテンツ」とカテゴライズしているのが興味深く、
(それ以外のアナログなゲームは「玩具」と定義した方が分かりやすいかも)
今やゲームメーカーの多くは広義のハイテク企業と言えるのかもしれません。



今年は、バンダイナムコさんを象徴する「ガンダム」関連の展示が目立ちました。

1986年にファミコンで「機動戦士Zガンダム ホットスクランブル」が発売されてから、

今年で30周年を迎えるのを記念して、出展ブース内でそのメモリアル展示を展開。

30年の歴史を振り返る年表や過去作品のパッケージ展示を見る事ができました。

もう一方の主役である新作・話題作の試遊については、家庭用ゲーム7作を用意。

「ONE PIECE 大海賊闘技場」「SDガンダム G Generation ジェネシス」「鉄拳7」等々、

同社が得意とするアニメコンテンツ系ゲームがずらりと並んだ試遊コーナーは壮観。

他にも、スマホを充電しながらコンパニオンさんとトークできる「充電&アプリBAR」等、

とにかく来場者に楽しんでもらおう!というサービス精神に溢れた出展風景でした。




バンダイナムコグループ各社の出展ブースには共通するテイストが漂っていて、
おそらく、ブースのデザイン・施工の発注先も或る程度共通して選んでいる筈。
ゲームショウのように長年出展している展示会ではイメージの一貫性も重要で、
バンダイナムコさんらしいテイストを感覚的に把握するのに適した展示会かも。
一方で、リピーターが多い来場者達にマンネリ感を感じさせない工夫も必要で、
今回の出展ブースは、例年の出展風景と大きく趣きを変えたデザインでした。



ゲームショウでも有数の大規模な小間全体を、今回は大きな箱のような外観に。
四面を半透明の素材を使った壁面で囲い、内側にオレンジ色の蛍光灯を配して、
オレンジ色の幾何学模様でデコレーションした巨大な箱を見ているような気分。
ただ、メイン通路側と裏手側の中央を開放している為、決して閉鎖的ではなく、
二階建て構造の試遊コーナーやイベントステージの様子がしっかり見えました。
ブースのど真ん中に配したイベントステージは壁面を一切設けない構造なので、
ほぼ360度からイベントの様子を観覧できる、格闘技のリングのような雰囲気に。
外壁を設けた構造とユニークなステージレイアウトが劇場のような空間を生み、
ブースというよりステージイベントを中心にしたゲームのテーマパークの趣き。
展示会・イベントの経験値が高い同グループならではの遊び心と言えそうです。




何故か、昨年だけは公式コスプレイヤーさんの姿を見掛けなかったのですが、
今回は立花さんを含めて4名の公式コスプレイヤーさん達が華を添えていました。
「シャア」(→こちら)や「アスナ」(→こちら)は以前も見た事があり分かりましたが、
アニメ・ゲームに無知な自分は、立花さんが扮していたキャラが全く分からず…。
ご本人のSNSを拝見すると「ドラゴンボール」の「トランクス」というキャラとの事。



ちょっとコケットな雰囲気と個性をお持ちの立花さんが男の子キャラに扮すると、
ボーイッシュ(当たり前ですが…)なイメージにキュートな味付けが加わって、
今回の「バナッ娘」さん達の中で立花さんがこのキャラに選ばれた理由も納得。
コスプレの世界では有名なお一人なので、集客にも大きく貢献したようです。



最後に、ステージとフロアを複層的に使ったラインナップを動画でUPしてみます。
コンパニオンさん達が移動して流れを作る一方、コスプレイヤーさん達は動かず、
バンダイナムコさん(のゲーム)を象徴するイメージアイコンという位置付けに。
こうして見ると、やはりコスプレイヤーさんの存在感が大きいと再認識できます。