東京ゲームショウ2016(その82) | 私的PORTRAIT専科

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イベント等でお見掛けした方々の私的記録です。

9月中旬に幕張メッセで開催された東京ゲームショウ2016にて。
大津リサさん=ファンクルーブース。





iPhoneの大ヒットをきっかけにスマホやタブレットが情報機器の主流となり、
画面の高精細化による映像再現性の高さやネットと常時繋がる利便性により、
ゲーム専用機が無くても、本格的なゲームを気軽に楽しめるようになりました。
ゲームを取り巻く環境の劇的変化に伴い、ビジネスとしての可能性も拡がって、
テクノロジー系のベンチャー企業や起業家達を惹きつけて止まないようです。



(株)ファンクルーさんも、元々はITビジネスのディベロッパーとして創業。
(公式サイトを拝見すると創業者は韓国の方で、韓国で起業したようです)
そのノウハウを活かして、モバイル向けのソーシャルアプリ事業を立ち上げ、
”クイズシューティングアプリ”と銘打った「不思議のコロナ王国」をリリース。
その名の通り「クイズ」と「シューティング」という異なる要素を組み合わせて、
ファンタジーの世界を舞台に、プレイヤーを楽しませる様々な仕掛けを用意。
ゲームショウ初出展の今回は「不思議のコロナ王国」のPRに特化した内容で、
試遊は当然ながら、何よりも知名度を高める絶好の機会と捉えていたらしく、
一人でも多くの来場者が足を止めるような雰囲気を心掛けていたようです。




大規模な展示会に初出展する際のスタンスは企業それぞれに大きく異なり、
初めてだからこそ大規模で盛大に出展する企業(例えば→こちら)がある一方、
イチオシゲームが1つと決まっている場合は、それに相応しい規模で手堅く出展。
今回のファンクルーさんは、後者の典型的かつ理想的な具体例と言えそうです。



大手メーカーの超大型ブースが並ぶゲームショウでは中規模クラスですが、
横に長く奥行きがそれほど無い出展スペースの特性(と限界)を上手く使って、
メイン通路から出展内容(ゲームタイトル)ブース内の様子が一望できました。
頭上部分に「不思議のコロナ王国」のナビゲーター「ルネ」が大きく描かれて、
童話のようなテイストのメルヘンチックな世界観が感覚的に伝わって来ました。
ブース内はサポート役のコンパニオンさん達が就いた試遊台をずらりと並べて、
特別なイベントこそ無かったようですが、出展意図が明確で分かりやすい構成。
そんな中で異色だったのが、向かって左側の「ロディ」とのコラボーコーナー。
「ロディ」は馬を象った玩具の乗り物で、世界的に有名なキャラクターの一つ。
「不思議のコロナ王国」の世界観に相応しいコラボ展開と効果が望めると共に、
世界的知名度を誇る「ロディ」ブランド価値を上手く援用した好例と言えそう。




実務を担うコンパニオンさん達に加えて、コスプレイヤーさんも2名が登場。
大津さんが扮していたのは「不思議のコロナ王国」のナビゲーター「ルネ」で、
萌えキャラとは若干趣きが異なる、知的なイメージも兼ね備えた美少女キャラ。



ゲームを象徴する公式コスプレイヤーさんは何かと注目を集めやすい存在。
布を多用している「ルネ」のコスチュームは、どちらかと言えば作りやすそうで、
(あくまで樹脂系素材の多用するコスチュームに比べて、という意味です)
大津さんが着ているコスチュームは、細部のデフォルメや省略を加えながらも、
このゲームについて少しでも知っている方々なら「ルネだ!」とピンと来る筈。
大津さんの「ルネ」は、ご本人の個性を反映した大人の「ルネ」という雰囲気で、
「ジュピ」の甲田さん(→こちら )とのコンビネーションもバッチリでした。