東京ゲームショウ2016(その96) | 私的PORTRAIT専科

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イベント等でお見掛けした方々の私的記録です。

9月中旬に幕張メッセで開催された東京ゲームショウ2016にて。
香穂さん=コーエーテクモゲームスブース。





ゲームは、テクノロジーの進歩と共に劇的な変化を遂げて来た業界の一つ。
玩具メーカーやアーケードゲームメーカーが家庭用ゲームに参入する例が多く、
中堅企業同士の資本提携や、大手と中小企業の経営統合も珍しくありません。
コーエーテクモさんは、2009年に旧コーエーと旧テクモが経営統合してスタート。
旧コーエーは「信長の野望」「戦国無双」等の歴史大作ゲームを得意としていて、
創業者同士の交流が深い旧テクモを吸収合併する形で経営統合を果たしました。
同社の公式サイトを見ると、現在手掛けている事業領域は下記の4つ。


①エンタテインメント事業(おそらく最も馴染みの深い家庭用ゲーム・アプリ)
②スロット・パチンコ事業(同社作品の版権許諾、遊戯台の液晶ソフト開発)
③アミューズメント施設運営事業(アミューズメント施設「テクモピア」の運営)
④不動産事業(コーエーテクモグループが保有する賃貸用不動産の運用・管理)


ゲームショウに出展しているのは①を扱う(株)コーエーテクモゲームスさんで、
コンシューマーゲーム、オンラインゲーム、ソーシャルゲームの開発はもちろん、
グッズ類の企画・制作や一般・業界向けイベント運営までをトータルプロデュース。
ゲームショウの出展ブースに関しても、同社のノウハウが採り入れられている筈。



今回の出展内容も、コーエーさんらしい重厚なタイトルが目立つラインナップ。
緊張感に溢れた殺陣と深い達成感をもたらす「戦国死にゲー」の「仁王」を始め、
「戦国無双~真田丸~」「ベルセルク無双」「下天の華」「拡張少女系トライナリー」等、
コーエーさんならではの重厚感溢れるシリーズに美少女モノも加えた、充実の内容。
迫力ある展示装飾・新作の試遊・スペシャル映像上映・フォトスポット等を用意して、
ブース内ステージでは、全ラインナップや各作品の紹介等をイベント仕立てで展開。
そんな中、今回初の試みとして目を惹いていたのが「スマホゲーム専用コーナー」で、
同社の重厚で壮大なゲームは大画面のPCやゲーム専用機向きだとされていますが、
それらをモバイル環境でも気軽に楽しめる取り組みも本格化させているようです。




コーエーさんは出展を見合わせたり簡易な出展に留めていた年もありましたが、
今回は、自分が初めて同社のブースを見た頃を思い出すような充実した出展風景。
ゲームの開発状況や販促戦略を踏まえて出展の可否を判断する企業が増えていて、
(例えば、マイクロソフトさんやレベルファイブさん等が分かりやすい例かも)
開催日時が限定される展示会・イベントの意義がシビアに問われる時代なのかも。




ゲームのタイトルロゴが入ったブース内レイアウト図が、既に「濃い」雰囲気。
実際のブースも、ゲーム企業のフォーマットを踏まえつつ、同社らしい仕上がり。
メイン通路沿いにあるイベントステージが、いわばブースの「顔」的役割ですが、
向かって右側面の「仁王」コーナーに掲げたクリーチャーの顔のモニュメントが、
いかにもコーエーテクモさんらしい豪快(でキッチュ)なイメージを感じさせて、
コンパニオンさん達の写真を撮らせて頂く際も、何とか入れ込もう!と試行錯誤。
香穂さんの全身姿は小さくなりましたが今回ならではの記録になったと自己満足。
「真田丸」「ベルセルク無双」等の大作ゲームコーナーはブース裏手にまとめて、
それらの大型ビジュアルが並んだ光景は映画かお芝居のPRブースのような雰囲気。
スマホゲームについては「KOEI TECMO SMARTPHONE CAFE」コーナーを設置して、
ここだけはカフェ風の柔らかい演出で差別化し、ガチャ等のお楽しみ企画も用意。
ゆるキャラ(の着ぐるみ)等も交えて、来場者達が足を運びやすい雰囲気でした。




メイン通路沿いにコンパニオンさん達を配置した運営は、極めてオーソドックス。
歴代のユニフォームも、エンタメ系イベントのフォーマットに忠実なデザインで、
ちょっと近未来っぽい浮遊感を感じさせるシルバーの上下セパレートスタイルを、
足元を黒いブーツで引き締める事によって全体としてのバランスを取っています。
(ちなみに、同社の歴代ユニフォームの配色は、グレー・シルバー・黒が殆ど)
今回のユニフォームは昨年と同じデザイン・配色で、或る意味、完成型なのかも。
こちらのコンパニオンさん達は今回初めてお見掛けした方々が多かったのですが、
同社の公式サイトに全員の顔写真とお名前が紹介されていたので助かりました。



最後に、最終日のグランドフィナーレの様子を残せたので動画でUPしてみます。
メンバー全員が一言コメントする等、良い意味で手作り感を感じるフィナーレで、
全ゆる意味で「濃い」出展風景に圧倒された来場者達を和ませる雰囲気でした。