アニメジャパン2016(その61) | 私的PORTRAIT専科

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イベント等でお見掛けした方々の私的記録です。

3月下旬に東京ビッグサイトで開催されたアニメジャパン2016にて。
川本彩華さん=フィールズブース。




川本彩華さん


アミューズメント(パチンコ・パチスロ)企業とアニメは親和性が高く、
人気アニメとのコラボが(射幸性を高める)魅力的な演出にも繋がります。
そんな経験値を高めた企業の中には、自らコンテンツ制作に進出する例も。
パチンコ・パチスロ機の(他社への提案を含む)企画開発~販売を手掛け、
業界大手の中で独自の存在感を放っているフィールズさんが、その代表格。
本業で蓄積したキャラクター等のコンテンツビジネスに関するノウハウを、
多数のグループ会社を通じてエンタメコンテンツの製作に活かしています。
(特撮ドラマの草分け的存在である円谷プロダクションも同社グループ)
2011年には、小学館クリエイティブと共同出資して(株)ヒーローズを設立。
ヒーローモノに特化した異色のコミック雑誌「月刊ヒーローズ」を発刊して、
(全国のセブンイレブンやホールのみで販売というユニークな刊行方式)
そこから派生し得る様々なマーチャンダイジングをも見据えているようです。


フィールズ


前回の初出展に続いて、今回も様々な展示やアトラクションを用意。


「銀河機攻隊 マジェスティックプリンス」
「アクティヴレイド -機動強襲室第八係-」
「天元突破グレンラガン」


という、フィールズさんが携わった新旧3作品を中心にした展示に加えて、
制作が進められている新作アニメ「ベルセルク」が注目を集めていました。
(同グループのルーセント・ピクチャーズさんが製作に参加しています)
本編中で主人公が持っている武器「ドラゴンころし」を原寸大で再現展示。
アニメイベントでお約束のノベルティ(ポストカード)も好評だったようです。
「月刊ヒーローズ」関連では、お試し読みコーナーに加えて小冊子を配布。
(「Infini-T Force ~未来の描線~」という連載作品の第1話を収録)
ブース内ステージで行われた各種イベントはニコニコ生放送でシェアされ、
こうした配信については、他社ブースでも数多く行われていたようです。



川本彩華さん


出展ブースは、4面が通路に面した、いわゆる「島小間」と呼ばれる配置で、
加えて、第5ホールの出入口に近く、ほぼ全ての来場者の目に止まる好位置。

前記の3作品を各面を割り振り、残る1面にイベントステージを充てていました。
それらの作品は全て、キッチュなロボットが活躍する近未来SFアドベンチャー。
従来の「ウルトラ怪獣擬人化計画」ではなく、ロボットモノでまとめていたのは、
その方が「月刊ヒーローズ」のコンセプトが際立って見えやすいと考えたのかも。


フィールズ

フィールズ

フィールズ


3作品それぞれ、等身大フィギュアや着ぐるみキャラがコーナーを盛り上げていて、
川本さんがキャラに扮していた「銀河機攻隊 マジェスティックプリンス」コーナーは、
作中に登場するロボット「レッドファイブ」を精緻に再現した大型フィギュアを展示。
(2013年のコミケで目にした6.5分の1スケールモデルと同じ筈→こちら
大型ビジュアルやPV映像と共に、作品の世界観にリアリティを加える役割を果たし、
こうした手法は、ゲームやアニメ等のエンタメ系展示会でお馴染みだと思います。



川本彩華さん


「マジェスティックプリンス」は過去の様々なイベントに登場していて、
ストーリーやキャラの概要をご存知のコミック・アニメファンも多いかも。


マジェスティックプリンス


地球に侵略して来た未知の敵に対抗せざるを得なくなった人類は、
遺伝子操作技術で戦闘に最適化した戦士達を生み出す「MJP計画」を実行。
地球の命運を託して生み出された5人の少年少女による「チームラビッツ」は、
個々の潜在能力こそ高いものの、それぞれに問題アリの残念な面々ばかり。
驚異的な能力を備えているという理由だけで半ば強引に組まされたチームは、
チームワーク皆無&演習結果も常に最悪な「ザンネン5」と呼ばれる始末…。
そんな彼らを前線に送らざるを得ない地球と「チームラビッツ」の運命は…。


あらすじだけだとコメディータッチな作品かもと勘違いされそうな内容ですが、
派手なロボットバトルや波乱万丈のストーリーを堪能できる本格派のSFモノ。
今回も展示されていた「レッドファイブ」の精巧な大型フィギュアで分かる通り、
フィールズさんとしても、かなり力を入れている期待の作品の一つのようです。


クギミヤ・ケイ


川本さんが扮していたのは「ザンネン5」の一人「クギミヤ・ケイ」。


「ケイ」はチームのコントロール役で、あだ名は「ザンネンパティシエ」。
通常のレーダーでは捉え切れない特殊電波をキャッチできるほどの聴覚と、
類稀な空間把握能力を備え、広域戦術警戒管制型機体「パープル2」を操縦。
戦闘区域内の状況把握&分析や、味方機の管制とフォーメーションを担当。
チームの中では比較的冷静で、感情よりも理性で行動しようとしているが、
問題アリのメンバーだらけの中、冷静になり切れず毒舌や手が出る事も…。


コスチュームは、いかにも近未来バトルアクションらしいバトルスーツで、
布を使う場合と違って、ケミカル素材を使うコスチュームは手間がかかる筈。
ただ、こうしたバトルスーツは定番的なデザインなので過去の類似例も多く、
今回の川本さんのコスプレ姿も、そのまま実写映画に使えそうな仕上がり。
おそらく、今後の展示会・イベントで再び目にする機会もあると思います。