1月中旬に幕張メッセで開催された東京オートサロン2016にて。
北村沙織さん=ダイハツブース。
ダイハツさんが東京オートサロンへの出展を始めたきっかけは「コペン」。
東京モーターショー2013でのお披露目から東京オートサロン2014に初出展。
オートサロン的なチューンナップという意味のカスタマイズとは異なるものの、
洋服を着替えるように内外装を替えるというコンセプトは斬新で話題性充分。
(何となく、スマホの保護カバーから思い付いたアイディアのような気が…)
3年連続の出展となった今回も「コペン」をメインにラインナップしていました。
今回の出展テーマは「もっと楽しく。もっと自分らしく」。
内外装着脱構造「DRESS-FORMATION」を採用した「コペン」のコンセプトカーや、
「キャスト スポーツ」「キャスト アクティバ」等、計6台のコンセプトモデルを中心に、
純正用品を装着した市販車両7台を加えてモーターショーに次ぐ充実のラインナップ。
「コペン」を「DRESS-FORMATION」に基づいて着せ替える実演コーナーも設けられて、
約10分程度で前後のパーツをDRESS-FORMATIONさせる様子を間近で楽しめました。
モーターショーに比べると自由な雰囲気が漂うオートサロンらしい演出と言えそうです。
モーターショーの出展ブースとはテイストを少なからず変える企業が多い中で、
(大手自動車メーカーさんの場合、モータースポーツ寄りの構成が多い印象)
ダイハツさんの場合も、ファミリー向けのイメージだったモーターショーに対して、
今回のブースは特定のターゲットに特化しないニュートラルなイメージのデザイン。
「キャスト」シリーズがオフロード~スポーツタイプまで幅広いラインナップだった一方、
「コペン」シリーズはバラエティに富んだラインナップを揃えつつもPOPなテイストが強く、
そんな展示車両の良い意味で何でもアリなイメージに最も相応しいブースを考えた場合、
今回のようにニュートラルなデザインイメージで全体をカバーする必要があったのかも。
展示台の床部分に木材を使う等、ダイハツさんらしいエコロジーなテイストも採り入れて、
このブースでモーターショーに出展しても自然に馴染みそうな、手堅い仕上がりでした。
モーターショーと大きく異なる要素が、コンパニオンさん達のユニフォーム。
コンサバ感と柔らかさが漂うスカートスタイルのモーターショー(→こちら
)に対して、
今回はカジュアルなテイストを加えながら、サラッと落ち着いた大人の雰囲気です。
黒のトップスで全身姿を引き締めつつ、白のパンツとシューズで軽さを加えていて、
今回の展示車両の数々がイメージしている様々な世界観を控えめに支えています。
北村さんの大人っぽいヘアアレンジは今回のコンパニオンさん全員に共通していて、
ド派手なモデルさん達が圧倒的に多い会場内で、一服の清涼剤といった趣きでした。
北村さんは昨年の東京モーターショーのイメージ(→こちら
)が記憶に残っていた為、
ユニフォームに加えて北村さんご本人のイメージの違いも何となく新鮮に感じました。