12月下旬に東京ビッグサイトで開催されたコミックマーケット89にて。
一之瀬雪乃さん=小学館ブース。
企業出展エリアには、国内の大手出版社さん数社もブースを構えていて、
その代表例が週刊少年サンデーや月刊少年サンデーGXでお馴染みの小学館さん。
公式サイトを見ると、前記のコミック雑誌2誌に加えてガガガ)庫の名前もありました。
ガガガ文庫は小学館さんが2007年に立ち上げたライトノベル専門の文庫レーベルで、
姉妹レーベルのルルル文庫と共に開催している「小学館ライトノベル大賞」でも有名。
(ライトノベルに加えて、それらに相応しいイラストの描き手も公募しているようです)
同賞授賞作「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている」の大ヒットで知名度も上がり、
大賞受賞→ガガガ文庫化→アニメ化というメディアミックスも軌道に乗りつつある様子。
コミケの来場者層を考えると、今回の出展内容に加わっていたのも充分に納得でした。
今回の出展ブースでは、コミックとラノベ双方からバランス良く作品を選んで、
コミケでお約束のオリジナルグッズを中心とした物販を最新作のPRを絡めて展開。
2016年1月にアニメ放送開始の少年サンデーの人気作「だがしかし」を大きく採り上げ、
プリマグラフィやクリアファイル、アクリルキーホルダーといったレアなアイテムを用意。
サンデーGXからは「BLACK LAGOON」「インフィニット・ストラトス」「ヨルムンガンド」を、
ガガガ文庫からは「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている」「妹さえいればいい」を、
福袋や抽選クジ付きの豪華セット等を交えた物販アイテムを通じてPRしていました。
(物販はそれ自体で収益を上げると同時に、対象作品のPRツールでもあります)
コミケでは最小単位の1小間ブースが多数派ですが、小学館さんは2小間を確保。
通常の展示会基準ではコンパクトですが、コミケの場合は2小間あれば必要十分で、
ブース内全体を使った物販用カウンターに①~⑥までの会計列を見やすく表示して、
宝アイテムを求めて各社のブースが長蛇の待機列を作る中、スムーズな運営でした。
こちらのブースは運営側が用意したシステムパネルの壁面に自社独自で加工を施し、
トラス(金属製の支柱)を組んだ頭上に人気キャラ達のイラスト入り社名表示を追加。
大混雑でブースが見え難い状況が終日続く中、社名表示の視認性を高めていました。
一之瀬さんが扮していたのは「だがしかし」のヒロインである「枝垂ほたる」。
同作品は週刊少年サンデーで2014年から連載中の駄菓子屋を舞台にしたコメディ。
実在する様々な人気の駄菓子ネタを交えた、B級グルメマンガとも言える内容です。
イナカの駄菓子屋を継がせたい父と、継ぎたくない漫画家志望の息子ココノツ。
そんな店に、都会からやってきた駄菓子屋マニアの女の子・枝垂ほたるが現れる。
ほたるはココノツに駄菓子屋を継がせる為、たびたび店を訪れるようになって…!?
ボーイ×ガール×だがしコメディ―!
駄菓子屋が舞台なので、何となくほのぼのとした展開をイメージしがちですが、
ヒロインである「ほたる」の強烈に場違いなコーデとぶっ飛んだ性格が波乱を呼び、
方向性は違いますが、日本版のスクリューボールコメディという感じでしょうか。
「ほたる」は大手菓子会社「枝垂カンパニー」の社長令嬢で、駄菓子が大好き。
夢は、父の跡を継いで、世界一の菓子メーカーを自らの力で作り上げる事。
駄菓子屋経営の才能を見抜き、鹿田ヨウを会社へ引き抜くため都会からやって来た。
お嬢様らしく自信に満ち溢れたハイテンションな言動を見せる、ややアブナイ女の子。
「ほたる」は黒いバラのヘアバンドに、白のブラウスと黒のハイウエストスカートを着用。
ブラウスとスカートは仕立ての異なるものが複数存在し毎回微妙に装いが異なります。
ファンタジー系のキャラと異なり、ハイテンションながら日常的なコーデの範疇なので、
一之瀬さんがコスプレで表現する際も、比較的作りやすいコスチュームだと思われます。
一之瀬さんの様々なポーズは、自由奔放でアニメ的な「ほたる」の雰囲気が感じられて、
2014年の冬(→こちら )以来、久々にコミケでお見掛けして撮らせて頂き感謝!でした。