3年ぶりの能代の花火。
 
7月9日に行った米代川花火大会の満足度が思いのほか高く、今年もう一回位は花火大会に行きたい思いが高まりました😂
 
秋田で花火大会といえば大曲の花火🎆
 
 
秋田県民であっても、大曲の花火はある程度の覚悟が必要😅
 
「大曲行きたいけど〜・・・」と考えてた時に現れたのが能代の花火。
 
能代の花火は何度か見たことはありましたが、だいぶ離れた場所から立見する程度で「花火を見に行った。」と言える程のものではありませんでした。
 
今まで花火会場に行ったことも無かった能代の花火、今回初めて桟敷席(有料観覧席)を購入し観覧する事にしました。
 
 
まずはチケットの購入。
 
能代の花火のチケットはネットと対面の2つの方法で販売されます。
 
対面販売が行われる能代観光協会窓口はJR能代駅構内にあります。 
 
能代観光協会は能代駅に向かって左側の建屋。
 
正面に入口があったので、ここから入ったのですが、実は能代駅の中で繋がってました😂
駅に観光案内所があるのは便利ですね。
 
販売カウンターの前に、会場全体の位置図がありました。
 
なるほどなるほど、こういう感じか🙂
 
なんとなくイメージは掴めたのですが、なにせ初の能代の花火なので、受付の方に色々教えて貰いました。
 
まず、上の配置図で斜線が引かれてるエリアはネット販売なのでここでの購入は不可。


ネットでの購入では席の指定は出来ないそうです。
 
「ネットではどういう順番で席が割り振られますか?」
と興味本位で質問したところ、
 
「システム側で席を決めるので分からない。」
とのことでした。
 
ランダムって事は無いでしょうから、ハピネッツの指定席をコンビニで購入する時のように『前から』『数字の小さい方から』等の順序になっていると思います。
 
 
観光案内所で購入できるのは3種類。
 
①東フレンド席
(テーブル付きイス席/4名)16,000円
②ファミリーセット
(前後2席のイス席/4名)12,000円
③イス席(1名) 3,500円
 
3人分購入なので、イス席3,500円✕3=10,500円の予定でした。
 
観光案内所の方と話してるうちに、その合計額だとファミリー席12,000円との差が僅か1,500円だと気付き、もう一人追加して(最悪一人来れなくても)ファミリー席の方が良いのでは、となりファミリー席に決定。
 
今度は位置を選ぶのですが、下の画像のピンクで塗り潰されているのが販売済みの席です。
 
見た感じですが、2〜3割程度が販売済みでした。
 
能代の花火のチケット販売開始日はネットが4月23日、観光案内所窓口が6月16日。
(ネットと案内所で販売時期が2ヶ月近く違うのも興味深い)
 
私が観光案内所へ赴いたのが、能代の花火の約1週間前です。
 
1週間前にしてこの空席状況なので、やはり今年はコロナの影響で来場者は例年より少ないのではと思いました。
 
そして、選んだのがこの位置。
 
とにかく、初の能代の花火なので位置による見え方等が全く分かりません。
 
最方のブロックにも空きはあったのですが、屋台やトイレの近いという理由で後方にしました。
 
購入したチケットとプログラム(300円)
 
花火の打ち上げ順序はネットでも閲覧出来るのですが、初能代の花火という事もあり購入しました。
 
 
背表紙
 
今年のテーマは
 
能代にはある、能代にしかない
 
復活のノロシ
 
ふたつの言葉遊びのインパクトが大きく、伝えたいであろう事がストレートに頭に入ってこない😅
 
 
1ページ目は見開き📖
サブテーマとでもいうか
 
パンデミック克服のイルミネーション
 
次も見開き📖
 
昭和33年に始まった能代の花火。
 
昭和55年まで続いたものの、輸入木材の増加により打ち上げ場所の確保が出来ず中断。
 
平成15年復活。
 
今回が再開後18回目で通算42回目。
 
秋田県内では大曲の花火に次ぐ規模の花火大会ではないでしょうか。
 
案内図。
 
注意事項等。
 
チケットとプログラムを購入してから当日までの約1週間は、天気予報とのにらめっこでした😂
 
予報は雨か曇で、晴れの文字は見る事がありませんでした😢
 
☔☁☔☁

 
当日。
 
午前中は雨が降ったり曇ったりの天気でしたが、なんと午後からは
 
晴れ☀
 
17時頃に能代市到着。
 
帰りは必ず渋滞するので、車内で悶々としてるよりその時間分歩いてた方が気持ち的に楽と考え、歩ける範囲で一番遠いと思われた能代駅前の能代商工会館に駐車。
 
折角能代駅前に来たのだから、能代駅へ立ち寄り。
 
つい先日甲子園出場を決めた能代松陽高校野球部のメッセージボードがありました。
 
その隣にはミニ天空の不夜城。
 
駅構内ではJRさんから団扇とウエットティッシュの提供。
 
 花火大会当日のチケット販売は14時までなので、既に終了してました。
 
最終的な販売状況。
1週間前と比較しても大幅にピンクが増えた感じはありませんでした。
 
今年は集客に苦労したのではと思います。
 
今年の座席数は約1万4300席。
 
もしかしたら、数千単位で売れ残ったかもしれません。
 
駅前からはシャトルバスがひっきりなしに出発しておりました。
 
能代駅前から花火会場までは徒歩約30分。
 
花火終了後30分も歩いてたら渋滞も少しは緩和されてるからちょうどいい位置か、と思ったのですが、同乗者から
 
「え〜〜。遠い~。」
 
「ブー。ブー。」
 
と大ブーイング👎
 
そのプレッシャーに耐えきれず、移動して能代市役所に行くも満車。
 
続いてイオン能代店に向かうと、こちらの駐車場にはすんなり入れて3階に駐車。
 
一般的にこういうイベントの時の商業施設は【駐車禁止】なのですが、能代の花火ではイオン、いとく、アクロス等は公式に駐車可となっております。
 
能代市全体を上げてのイベントだというのが分かります。
 
花火会場で食べ物を買うことが出来るか分からず、車を停めさせてもらうお礼も兼ねて、イオンで夕食を購入しました。
 
大量の惣菜😱
 花火客目当てというのは一目瞭然😂
 
イオンの1階には特設会場が出来ておりました🍱
 
街には至るところに花火ののぼり旗。
 
 途中にある秋田銀行(の駐車場)
強烈な西日による影で見にくいのですが、
 
土・日・祝15:00〜9:00 夜間最大300円
 
 シャトルバスが片道500円なので、比べたら相当安い。
 
17時過ぎでもここは空いてました。
 
市役所脇に鉄塔が2つ🤔
 これはもう、あれしかないでしょう。
 
天空の不夜城
どちらが愛季か嘉六か。
 
地元の方は骨組み見たら分かるのかもしれません。
 
それにしても、ここに飾り付けが施されて、あの姿になるとはにわかに信じ難い😅
 
昨年、能代市役所前に展示されてた天空の不夜城。
 
夜は一段とあでやか。
 
描かれている絵にはひとつひとつにストーリーがあります。


そして、天空の不夜城は中世と江戸時代を何事も無いようにミックスしてるのが面白くてたまりません😄
 
初めて行かれる方は、歴史的な事も少し頭に入れておくと、更に印象深いものになると思います。
 
 
 こども館の辺の駐車場は満車でした。
 
少しゆくと丘の上にテントや椅子が。
 
丘を登ってみると、能代河畔公園や能代下川公園には結構な数の人がおりました。
 
なるほど、ここからも花火が見えるのか。
 
花火会場のすぐ隣は秋北バスの停留所で、そこから帰りのシャトルバスが運行されます。
 
 会場に近づいてきました。
右側の白い柵の向こう側が会場。
 
秋田のお祭りといえば、ババヘラ。
 
 この時整備員さんがババヘラの売り子さんに近付いてきて「ここは営業禁止だよ!」みたいな事を言ってました。
 
これもまた時々見掛ける光景です。
 
道路上で商売するためには許可が要るケースがあり、全てのババヘラがその都度許可を貰ってないようです。
 
これは売り子さんの問題では無くババヘラ社側の問題😣
 
なので、売り子さんは事務所に連絡しておりました📱
 
自分の母親位の年齢の方が、権力者から正論で責め立てられるこのシーン、見る度心が痛みます😢

 
花火会場入口。
 
 最初に目に飛び込んできた光景。
 
 椅子椅子椅子椅子椅子。
 
人生のうちで、屋外でこれだけ大量の椅子を見たのは初めてと思います。
 
そして、最初に気が付いたのが、地面がコンクリートであることです。
 当然と言えば当然なのですが、河川敷で行われる花火大会は地面が土や砂利なので、雨でも降ろうならグチャグチャになります😣
 
 その点、能代の花火はコンディション最高です。
 
 
グッズの販売。
 レインコート100円というのは良心的で、能代市さんへの好感度アップです😄
 
プログラムやシール、タオル。
 
バッジ、マグネット。
 
天空の不夜城グッズ。
 
会場内を散策。
 
ここが最前列で川の向こうに見えるのが打ち上げ場所。
 
打ち上げ場所。
 
米代川の対岸が打ち上げ場所かと思っていたのですがそうではなく、中洲のような所が打ち上げ場所です。
 
対岸までは約800m、中洲までは約200m。
 
最前列には監視員の姿が。
 
 
会場の西側の端まで行くと、直ぐ隣の岸壁にも沢山の人の姿が見えました。
 この位置だと、有料の観覧席と殆ど変わらないかも花火を見ることが出来そうです。
 
ただ、海に近すぎるので暗い中で移動して転落したりしないかが心配😅
 
 
6種類の座席がどういうものかチェックしてみました。
 
イス席(3.500円)
 
ファミリーセット(12.000円)
2m四方位で仕切られております。
 
 フレンド席(16.000円)
 
ファミリーセットとフレンド席はどちらも定員4名ですが、テーブルが有るか無いかの違い。
 
その差額は4,000円。
 
テーブルがあると相当自由度が高まります
 
カップル席(12.000円)
他の席種に比べて、広く面積が取られてるような気がしました。
 
カップル席は秋田杉のテーブル付き。
 
 東カメラマン席(15.000円)
後ろには何もないのですから、一段高くしてもいいのではと思いました。
 
が、そうしたらしたで転倒転落防止の措置を講じないといけなくなるので、難しいのかもしれません。
 
 中央カメラマン席。
こちらは会場の中央ではあるものの、東カメラマン席と同じく段にはなっておらず、その前が通路になっております。
 
その価格。
3万円😱
 
 見た事の無いような機材が立ち並んでおりました。
 
プロの方達かと思います😎
 
この席、前回(中止となった2020年)は1万円。
 
3倍に値上げ😱
 
プロの方なら買うでしょう😅
 
 
会場を歩いてて思ったのは、僅かながら地面が打ち上げ場所に向かって傾斜してる事。
 
それにより、気持ち程度ですが後方の席でも見晴らしが良いような気がしました。
 
大量の烏が上空を飛んでゆきました。
 烏が花火を予測して何処かへ避難したのか事実は分かりませんが、あまりいい気持ちにはならない光景でした😅
 
 
我が家の席の位置。
 
 
直ぐ後ろが大会本部。
 
そのため、大会本部からのアナウンスはバッチリ聞こえました。
 
そのアナウンスの中で、聞き間違えか空耳かもしれませんが、
 
「迷子の引き取り1万2千円」
 
「携帯電話引き取り1万8千円」
 
 てのが聞こえました😂
 
有料?
 
考えれば考える程、違うような気がしてきますが、そのタイミングで家族と「えええっ。」と驚いたので、数値に違いはあるかもしれませんが、これに近いアナウンスだったと思います。
 
屋台で晩飯を購入。
 
食べながら花火の開始をまってると、
 
「ドラゴンさ~ん!」
 
と近付いてくる女性がおりました。
 
ハピ友さんでした😂
 
そして、息子を見掛けると
 
「おやっ、久し振り😄(笑)」
 
「まめでらが😄(笑)」
 
「おどごっぷり上がったごど😄(笑)」
 
と、もはや親戚の母さん😂
 
個人的にこういうやりとり大好き(≧∇≦)b
 
しかしまあ、あれだけ広い会場でよく出会えたものです😅
 
知り合いに会うなど1ミリも思ってなかっので、不意打ちされた気分😅
 
 それが面白くて、ずっと笑い😂
 
そのハピ友さんは能代の花火の常連で、今回は最前列の席。
 
よくそんな席が取れたものだと質問すると、
 
「販売日(平日)に有給休暇取って買った。」
 
⊂(・▽・⊂)
 
これまた驚き😅
 
でも、それだけの価値はある花火大会であります。
 
そんな話をしてるうちに陽は沈み。
 
マジックアワー🌇
なんとまあ贅沢な時間😊
 
 太陽が沈み空は黒くなりました。
 
 
プログラムに目を通しながら、打ち上げまを待ちます。
 
このプログラムが良く出来ており、まずスポンサーの字の大きさ。
 
これはスポンサー料💴によるものでしょう。(それ以外に考えられない😅)
 
そして次のナイスな点は、打ち上げ時刻が分単位で記載されてる事。
 
私は花火に詳しいわけでも何でもありませんが、自分で撮った写真とプログラムを突き合わせて『ああ〜この花火はこういう名前なのか🧐』位の感傷には浸りたい。
 
その場合、プログラムに細かな時刻があるのは非常に役に立ちます。
 
待ちに待った時がきました😆
 
19時30分
 
 
 
盛大に一発目が上がるかと思いきや、
 
商工会議所会頭からの挨拶🎙
 
「3年分堪能して下さい。」
  
 
 続いて斉藤市長🎙
 
「世界遺産白神山地を背景に1万5千発が夜空を彩る。」
 
 
 19時30から8分経過🤔
 
お偉方の挨拶が長くて花火の打ち上げが遅れるのではなく、進行自体がそうなってます。
 
これって運営側の凡ミスでは😅
 
我々は会場で聞いてるので、この遅れは理解出来ましたが会場外にいた人は、何事かと思ったのではないでしょうか😂
 
 
19時38分
 
上がった🎆
 
しかし、この8分間で私の集中力はすっかり切れて、シャッター押すタイミングを間違えました。
 
_| ̄|○
 
 
気を取り直し。
 
 横の位置も縦の位置もずれまくり。
 
_| ̄|○
 
カメラを上方に調整。
 
 横位置調整。
 
プログラムの最初からこんな素晴らしいスターマイン😭
 
しかし、ここで残念な事実が発覚😢
 
 花火が近く大きいで、私の持ってきたレンズ(18mm)では収まらない😢
 
 _| ̄|○
 
この衝撃たるや、レンズを買いに今すぐヤマダ電機に行こうかと思った程です😅
 
全景を写すのは諦めて、
 
何か写ればいいかな程度に妥協😅
煉獄さんのような花火🔥
 
炭治郎と禰豆子😂
 
花火が最高なだけに、レンズをミスったのが悔やまれます。

私の席から打ち上げ地点までは約300m。

スターマインの幅は最大1km。

花火の最高到達点は約300m。


少し計算すればAPS-C機18mmレンズでは無理というのが分ったのに、それをしなかった私の準備不足😓


スターマインが連続で打ち上げられます。
 
プログラムの全てがスターマインで構成。

カラフル🤩
 
カラフル🤩
 
 
ここでプログラムの1ページ目が終了。
 
スターマインの豪華さに既に満足😆
 
プログラム2ページ目。
 
 
相変わらず見切れる花火😂
 
しかし花火は最高。
 
 
我が家の席の直ぐ後ろが大会本部なので、本部から花火師への連絡の
 
「5.4.3.2.1.打ち上げ」
 
が良く聞こえました。
 
 
 
 
この日は海からの風が強く、煙は猛烈な勢いで東に流れてゆきました。
東側の民家の人達は煙くて大変だったと思います。
 
花火も種類によっては流れてゆきます。
 
 
 
翌日の北羽新報に『この日の能代の花火の最大の見せ場は8時35分からのダイアモンドスペシャルスターマイン』という記事がありました。
 
それがこれ。
 
5分間の3D花火。
 
グラデーション花火。
 
火山から花火が上がってるよう🌋
 
🌋🌋🌋🌋
 
もう、呆気に取られるのみで、撮影よりも今目の前の花火を楽しもうという気持ちが大きくなりました😅
 
プログラム最後のページ。
 
クライマックスに突入。
 
 
光と音の共演。
 
 
視界に収まりきらない。
 
 
時間はあっという間に過ぎ、プログラム最後のグランドフィナーレ!
 
ここで素敵なのが、スポンサー御芳名に、
 
\有料観覧者の皆様/
 
我々の払ったお金により打ち上げられる花火。
 
これは、「俺らの花火じゃ~」なんて気持ちになります。
 
そして、文面をそのまま受け取れば有料観覧者が多ければ多い程豪華な花火になる😆
 
そんなに単純では無いでしょうが😅
 
始まった🤩
 
🙌🙌🙌
 
豪華絢爛。
 
『夜空焦がす』とはこの事。
 
現地では「おおお〜」としか声が出ませんでした😅
 
全ての花火が終わると、
 
トーチタイム🔦
 
対岸の花火師さんに向けて、感謝の意を込めてライトを振ります。
 
全力でビガビガしました🔦
 
終わりました😭
 
感動しました😭
 
これぞエンターテイメント。
 
都会の花火大会は一度も見たことありませんが、秋田の花火大会は純粋に花火を楽しめるという良さがあるのではないでしょうか。

秋田にはこんなに素晴らしいイベントがまだまだ沢山あります。

コロナ禍が落ち着いたら「おいでよ秋田へ」と声を大にして言いたいです。
 
次は竿燈祭りの様子をレポート出来たらと思います。
 🔚