2014年07月19日 別府観光港にて
亀川で、色々と実験したかったのだが、天気予報が「所により俄か雨」なんて言うもんだから、すっかり気持ちが萎んで、観光港。ここは、クルーズ船が発着していた岸壁で、当時の待合所なのか、木のベンチと、申し訳程度の屋根がある。
ここなら、雨が降っても、撒き餌と道具入れと体を雨から退避させる事ができる。
折りしも別府に向かう途中にぽつり、ぽつりと降り出して、港に着いたら土砂降り。ひとしきり降る間、車の中でテレビを観て待機。小一時間で雨雲は通り過ぎ、東の空には夏の入道雲。
餌を買い、現場に着いて、撒き餌が完成するころには15:45着のフェリーが入港。「今日こそは昼前から竿を出そう」と心に誓っていたのに、やっぱりいつもの夕方近く。もうやんなっちゃう!
さて、仕掛けを投入しようと思ったら、ワンドの開口部、東のほうから大量のゴミ。先般の台風で川に流れ込んだ草木が、川の水と共に海に到達し、東の風に吹き寄せられて東向きの別府観光港に溜まる。むかし、ここら一帯は、砂浜で、海のゴミは浜に打ち上げられ、海の生き物によって分解されていた。しかし、護岸工事で垂直に切り立ったコンクリートの壁となっては、もう、浄化能力は無い。風に流され東へ西へ。空気が抜けて海水が染込むまで、海面を漂い続けるのである。
結論から言おう。ゴミだらけの海で釣りにならなかった。あまりのゴミにうんざりして、宇和島運輸フェリーの桟橋に移動したのだが、ここも似たような状況だった。
チヌには出会えず、アナゴを二本釣ったところで心が折れた。
2014年07月20日 亀川にて
我輩は、サラリーマンである。よって、今週は三連休なのだ。従って、本日も夜釣り可能・・・14時半に目覚めた。もちろん、今朝も8時半に目覚めたのだが、体がだるく二度寝。熟睡はしてないのだが、それでも少し。疲れはとれたかな?
休みの日は、目覚まし時計を掛けず、目が覚めるまで寝る
これが、じっちゃんの遺言・・・なわけない。これが、おいらの健康法・・・かもしんない。
寝過ぎた。故に、いちもの段取りの全てをすっ飛ばして、釣り場に直行。
誰も、いない。
釣り人は、俺ひとり。砂浜には海水浴をする学生らしき集団。わーわーきゃーきゃーと賑やかい。
さて、本日も亀川の海は餌取りパラダイス。メジナの稚魚に真鯛、鯵の稚魚も混じり餌の争奪戦。着水した瞬間に、餌は数匹の餌取りに食いつかれ、四方八方へと食い千切られる。もちろん、仕掛けが馴染んだ頃には餌が無い。
従って、本日も刺し餌を撒き餌に包んではドボン!
これまでは、飽きずに繰り返す努力が実って、夕まづめになれば御チヌ様登場!と、相成ったわけですが・・・夜になるまで、お出ましはなく、どっぷりと日が暮れて、餌取りどもは消えました。そして、いつもの砂漠・・・砂漠・・・砂漠。
ふと閃いて、足元、防波堤の際っ際を流してみる。
以前は「自称、壁際の魔術師」なんて、口上を語りながら岸壁や防波堤の際を流して、高釣果を上げていたのですが、スランプに陥って、足元の際は流さなくなっていました。
今日は、焼け糞です。藻も消えたし、餌取りもいないし、御チヌ様の通り道の壁際に・・・いました。浅い所に棲む御チヌ様特有の渋い当り。ケミ蛍が僅かに数センチ、海面下に沈んだところで動きません。糸ふけを巻き取り、ゆっくり竿を立てると、いましたいました。御チヌ様独特の竿を叩く(首を振る)感触。本当を言えば、真鯛も鯔を竿を叩く。姿を見るまで魚の種類はわからない。
水面に浮いてきたのは、可愛いメイタ。25センチでしたが、苦労した末の一枚は嬉しい。
続けて、壁際を流すこと30分。またもや浮子がもぞもぞと動き、ちょこんっと沈んだ。竿に乗ったのは、先ほどよりは少し大きい魚。浮かせて、海面を叩く音に、隣でルアーを投げている兄ちゃんが見に来る。さぁ、タモ入れと思った瞬間に、浮子がロケットの様に飛び立つ。痛恨の針外れ。
「どうしたんですか?」
「針が、外れました」
「そりゃあ、残念」
また、暫く沈黙の時間が流れ、今度はもぞもぞしていた浮子がスッと海中に引き込まれて行きました。竿を立てると猛烈な力で逃げようとする魚。糸を出しながらいなしていたら、防波堤の先端へと突っ走る。前回は、強引に止めてハリスが切れた。今回は、テンションを抜いて止める技を試してみる。
レバーを緩めて一気に糸を出す。大型の魚はテンションが抜けると暴走を止めてゆったりと泳ぐ場合がある。
この技は、夏のメイタが多い時期に何度も練習して確信した。やり取りの途中でレバーを放して糸を出す。それからゆっくり魚を引き寄せると、割と簡単にタモ入れできる。
「緩めれば止まる」この話は多くの釣り仲間にしたのだが、誰も信じない。釣り人は疑り深いのだ。何よりも、今針に掛かっている魚を失うのが怖いのだ。どの道、引っ張り合いをすれば、切れて逃げられるのに、それでも緩めるよりは、取れる確率が高いと思っているのだろう。
まぁ、他人の釣果まで心配してやる必要はない。ってか、大きなお世話だろう。
それから、沖に出ようとする魚に対し、あまり強いテンションはかけずにゆっくり、じわじわ引き寄せる。と、我に返ったのか、さかなは再び沖へと走る。それも結構な勢いで。しかし、かなり体力を消耗したらしく、長続きはしない。何度かの突っ込みをいなすと、魚は水面に浮いて、ひらひらと胸鰭を振っている。ように見える。ってか、感じる。夜なので真っ暗で見えない。
左手にタモを抱えると、海面まで伸ばし、そこに魚を誘導して「よっしゃあ!」タモ入れ完了。
「亀川のモンスター、獲ったどぉ!」と、叫んでみたものの、よくよく見れば、50センチのタモ枠にも満たない御チヌ様は、40センチ。
強烈に引いたので、50センチ超えのモンスターかと思ったが、産卵後のエネチャージを終えた、元気な御チヌ様なのでありました。
それから、30センチと25センチのメイタを追加したところで、集中力が切れて、納竿としました。
5月は、藻が生えていて流せなかった足元。今日は、足元でしか当りが無かった。ひょっとすると昼間も・・・その答は、明日の心だぁ!