ワンドの最奥 | 士は己を知る者の為に死す

士は己を知る者の為に死す

男は自分を理解してくれる人の為なら命を懸けて尽くす

主従関係は、征服支配よりも理解


2014年02月01日 別府観光港にて





ここ最近、連荘でチヌが出ているものの、決まった時間に一枚だけ。


その場所は、周回コースの途中なんだろうか? それとも帰路の途中なんだろうか? それとも通りすがりのチヌ一匹?


ワンドの奥が塒(ねぐら)だとすれば、此処は、そこに戻る途中の通過点。ならば、その塒で竿を出せば、ウハウハで釣れるはず。


閃いたおいらは、ワンドの奥のどん詰まり、係留された船の横で竿を出す。


が、透明度が高い冬の干潮、浅いどん詰まりは底が見え、魚がいないのが見て取れる。しかし、昼間は寄せの時間。本番は夜と割り切って、せっせと餌撒き、暇潰し。


結局、日中三時間で浮子が沈んだのは一回こっきり。犯人はメバルちゃん。


日が暮れて、ケミに点灯、準備は万端・・・しかし、うんともすんとも沈まない浮子、30分待って、ようやく来ましたラッシュアワー、入れ食い状態でメバルの連荘、そしてカサゴの連荘、次はチヌかと期待をしたが・・・まさかの沙漠化。


その後、全く浮子が沈まないまま、雨が降り出して、泣く泣く納竿。


欲望と言う名の電車は、車庫を求めて彷徨うのであります。


メバルは小さかったので全てリリース、カサゴは、居酒屋の水槽に。







明けて、2014年02月02日


今日も懲りずに観光港へ。昨日、実験的釣りが空振りに終わり、半分は覚悟していたとは言え、フラストレーションMAXで、どうにも我慢できずに出撃しました。


いつもの場所、夜しか釣れない(我輩の腕が未熟で釣れない可能性大)場所、慌てて行く必要は無い。ちょいと山積みになった洗濯物でも畳んでみようかい・・・もうもうと舞い上がる糸埃。たまにゃあ、掃除しなけりゃいけませんなぁ・・・99.9%やらないけど。


男寡に蛆が湧くとはこのこったい!


ちょこちょこっと目に付いた埃を箒で集め、外にポイ! 掃除完了。


現着15時、撒き餌の準備を終えて、釣り開始は16時。



別大マラソンは霧の中


観光港も霧の中











例によって、浮子は沈めど魚は釣れず。 上手に餌だけ取って行きます。釣り仲間は全員「河豚じゃ!河豚じゃ!」と言いますが、僕的には、河豚はちゃんと浮子を沈めるし、何度かに一度は針掛りすると思ってます。カワハギや海タナゴが厄介で、こいつら超高感度の萱浮子をピクリとも動かさずに餌を持って行くみたい。


さてさて、何度かに一度はメバル、何度かに一度は草河豚が張りに掛かり、飽きない程度に浮子が沈みます。




招かざる客 其の一




招かざる客 其の二




じわじわと左に流れる潮では、かなりの距離流されてから、潮が止まると、投入地点で、ピクリピクリと浮子が沈みます。


つまり、磯の本流と違い、じわじわっと流れるワンドの潮でも、撒き餌はかなり流されて、海底起伏がある場所や潮目の壁に溜まっているようです。


最近、釣り仲間が「釣れん、厳しい」を連呼します。彼らは全員「沈め探り釣り」仕掛けを投入したら、その手前に撒き餌を打って、道糸を張り魚の当りを待ちます。


思うに、流れがある時、刺し餌と撒き餌は同調してないか、一瞬すれ違う程度。それじゃあチャンスは少ないで。



てんぐ浮子の考案者は、先に撒き餌を打ち、そこに仕掛けを投入してパラパラを糸を出しながら当りを待つのだそうだ。


無論、この理論は、餌取が少ないか、チヌの活性が高く、餌取を蹴散らす勢いの時にしか通用しない。


夏から秋の餌取がうじゃうじゃいる季節にこんな釣りをすれば、間違いなく刺し餌は餌取の餌食になる。



チヌが必ず釣れる方程式はない。状況に応じて、幾つか有る方程式の中から最適の方程式を選ばなければ釣果は望めない。



僕は、そのような事を屑々と説いたりしない。彼らには彼らなりの理論があり、誰かに釣れる方法を教えて欲しい訳じゃない。ただ、愚痴を聞いてほしいだけなのさ。



日もどっぷりと暮れて、いつもの外道のラッシュアワーに入るかと思いきや、とんと浮子が沈まなくなり、餌も残ったまんまだ。暫く粘って、漸くメバルを釣り上げた。で。ふと気になった。メバルが釣れたってことは刺し餌が浮いてる?


メバルは中層で小魚を追うフィッシュイーターである。海底に落ちているオキアミは滅多なことでは口にしない。タナ取り錘を付けてみると、見事に浮子は沈み、底から1メートルは浮いているだろうか?浮子止めの糸をずらしてハリスを這わせる。



夜のチヌは、底が多い。


途端に、浮子は沈み、海面下でじっとしている。いつつ数えて糸ふけを巻き取り、ゆっくり竿を立てると、何かが付いている。半分くらい浮いた処で、魚が気付く「もしかして、釣られた?」泳ぎ始める魚。竿を倒して、魚の動きをかわす俺。「あれ?ちょっと大きいかも?」逃げようとする魚。逃がすまいと竿を動かす俺。



やがて力尽きた魚が海面に浮かぶ。



ここで事件は起きた。



いちもなら何の苦労もしないタモ入れ。何がどう間違ったのか網に魚が入らない。立て直そうとしていると、全長メートルのタモはずんずん伸びて、網は海面の遥か下。


右手に! 釣竿! 左に! タモ網!


なんてジュリーを気取っている場合ではない。左手一本で伸びたタモを縮めなければならないのだ。


四苦八苦の末、漸く縮めたタモ網の横をチヌがすり抜ける。



何打も何度も失敗し、タモ入れに成功した頃には、魚はくたくた、俺は汗だく。



実寸でジャスト40



40センチ





欲を言ったら切が無い。


そして、穴子のゴールデンタイムに突入後、沙漠化したのはいつもの通り。明日は仕事、早々に切り上げる。




釣りをした後、温泉で汗を流すのがいつものパターン。しかし、日曜日は餓鬼の群がいて、ちょいと不愉快だ。わいわいがやがやと五月蝿いし、お湯や水を掛け合って騒ぐ、ずぶ濡れのままロッカーまで歩いていくので脱衣所の床は水浸しだ。



中でも、本日一番の餓鬼は、洗い場に座っているのだがタオルを持ってない。シャンプー、ボディソープ完備の温泉銭湯だが、タオルは持参しなければならない。忘れた者は入り口で買うのが常識。しかし、今時の若者に古き良き時代の常識なんざぁ通用しない。


で、この餓鬼、何を思ったか、蓋を回してボディシャンプーのポンプを抜き取り、開いた口から首の後ろに中身をぶちまけた。2リットル入る容器の半分を体にかけた。



「ワイルドだろうぅ?」って、突っ込み入れてる場合じゃない。



タオルを持ってない餓鬼はよく見かけるが、掌にポンプから押し出し、掌で体を洗う。タオルで洗うより多くのボディシャンプーを使うだろうが、それでも2リットルの半分は使わない。






頭が悪いんだろうなぁ!