溜まり場 | 士は己を知る者の為に死す

士は己を知る者の為に死す

男は自分を理解してくれる人の為なら命を懸けて尽くす

主従関係は、征服支配よりも理解


2013年10月19日 別府観光港にて




天気予報によれば、明け方まで雨。その後曇り、夕方からまた雨。明日の天気は曇り時々雨。


行くしかないでしょう!


早起きをして行くつもりが、やっぱり二度寝。仏壇に線香をあげ、洗濯物を干し、朝食を食べて、防波堤に着いたのは2時過ぎだった。


本日は、撒き餌無しの釣り。撒き餌をすると今年生まれた色んな魚の稚魚がワッと群れて釣りにならないし、雨が降っても撒き餌が切れるまで釣りを続ける可能性大。


故に、撒き餌は作らず、刺し餌だけで餌取の調査。聞くところによれば、餌取が多いこの時期でも、この場所は少ないと、知り合いから情報を得た。調べてみらねば。


何かを釣っている夫婦と、何かを釣っている老人一人。その間に入らせてもらい道具を置く。

「こんにちわ」
「こんにちわ」
「釣れますか?」
「いや~、遊びでやってるだけなので」
「こちらの方ですか?」
「旅行で来たんです。観光の合間にちょっとね」
「あぁ、そうですか」


どうやら、旦那さんは釣りをする人らしく、今日は奥さんの世話係に徹しているようだ。「あれがないから」とか「道具を持って来てないから」とか、しきりに奥さんに弁解をしていた。もしかすると、普段は磯釣りをする人なのかも知れない・・・いや、あの柄杓はないな。あれは素人の道具だ。まぁ、楽しみ方は人それぞれ。


さて、今日は玉浮子の沈め探り。5Bの当り浮子に5Bの水中浮子。先ずは、そのまま投げてみる。暫くして仕掛けが馴染み浮子のトップが僅かに海面から出ている。


ハリスに1号のガン玉を打つとグングン沈んで行く。3号のガン玉では、わからないくらいのスピードで沈んで行く。2号のガン玉に変更すると、ゆっくりと沈んで行く。


これだな。


仕掛けが決まったところで・・・あぁ、そうだった。今日は撒き餌を撒かないんだ。


針に餌を刺して投入。じわりじわりと仕掛けは沈み、やがて、あるのかないのかわからないくらいに小さくなった。そっと仕掛けを上げてみると、餌は無傷で針についていた。


この辺りで全盛の沈め探りは、線釣法と呼ばれる方式で、0号や00号の浮子をハリスの重さで沈める釣法で、浮子は、はなから見えない。糸の走りと竿先で当りを取る釣り方だ。


僕は、浮子が沈む様子を見るのが釣りの最大の楽しみなので、線釣法はやらない。


が、沈め探りで広いタナを探るのは、調査的釣りに向いているので、時々やってみる。が、魚が食ってもいないのに浮子が見えなくなっては困る。


だから、仕掛けのタナを水深よりも1~2メートルくらい浅くする。そうすると、海面下1~2メートルの所を当たり浮子が漂いながら、餌は海底をなぞる。



そうこうしていると、何やら巻尺を持ったおっさんの集団がやってきて、連れの若いカップルにあれやこれやと話かけている。何をしているんだろうと見ていたら、そのうち作業服の警官数名とダイバー二人が合流し、またまたなにやかにやと確認している。


さては、姫島村で発見された下半身だけの死体の半分が流れ付いたのか?と、思っていたら、ダイバーが位置を確認しながら潜り、四角い箱を持ち上げた。大きさ的には小型デスクトップのコンピューターと言ったところだろうか?


家電製品かと思ったが、電源ケーブルが無い。コンピューターはUS仕様がデファクトスタンダードになり、ケーブルが本体から外れる。


まぁ、遠目に見ただけなので、本当は何だかわからない。


同じような箱をあとふたつ海中から拾い上げてダイバーは、撤収した。


巻尺のオッサンが、若いカップルに「間違いねぇな!」と言う声が聞こえた。


あの二人が、あの箱をここに捨てたのだろう。しかし、不法投棄だけで、警察があれだけのことをするとは考えられない。盗んだものの金にならず、ここに捨てた窃盗品なのかも知れないな。



さて、ダイバーが近くで潜ったからかどうかはわからないが、チヌの姿は無く、情報通り餌取も少ないという調査結果を得て、日没サスペンデッド。小雨も降りだしたので、とっとと撤収しましたとさ。




昔は、釣り人が群れていたチヌの溜まり場だったのに、最近では・・・



やはり埋め立ての影響だろうか?




本日の獲物 カワハギ 1匹


以上