今日は、節分です。
子供の頃は、豆撒きだけが節分の行事だったけど、いつの頃からか恵方撒きを食べるのも当たり前の行事になった。
節分の夜にその年の恵方に向かって目を閉じて一言も喋らず、願い事を思い浮かべながら太巻きを丸かじり(丸かぶり)するのが習わしとされている。
さて、恵方巻と普通の太巻きに違いはあるのか?
恵方巻は、七福神に因み、かんぴょう、キュウリ、シイタケ、だし巻、うなぎ、でんぶなどの7種類の具を入れるのが伝統らしい。太巻きは、地方や家庭によって具は様々。
作った人が恵方巻だと言えば恵方巻だし、食べる人が恵方巻だと思って食べれば恵方巻なのである。
便乗商品には、伝統も由緒も関係ない。恵方ロールに至っては、巻き寿司でさえない。
元々、関西中心の行事で、大阪鮓商組合が戦後に拡販のために宣伝活動を行い、コンビニが恵方巻を販売することによって全国に広がったらしい。
一方、豆撒きは室町時代には行われていた、寺社の豆打ちの儀式を起源とした行事であり、「まめ」は「魔滅」に通じると言う言われがある。
古事に則れば、炒った大豆を神社等でお祓いをしてもらい、それを家に持ち帰って豆打ちをしなければならないが、お手軽にスーパーで買った豆(気の利いたスーパーは”お祓い済み”と書いてある)を撒くのが一般的であろう。
鬼を祀る神社や、地名に鬼が付く地方、苗字に鬼を含む家庭では「鬼は内」或いは「鬼も内」と言いながら豆を撒くらしい。
寺社の豆撒きは、年男の役割であるが、家庭においては家長の役割であったものが、近年は、父親が鬼の役を演じ、餓鬼が豆をぶつけて喜ぶお遊戯となり、本来の邪気祓いとは、かけ離れた行事となっている。
因みに、節分とは季節の分かれ目であり、年に4回ある。豆撒きをするのは、立春の前日の節分である。
