康夫「今、ひそかに脚光」
太郎「何ですかぁ?」
康夫「肺炎を引き起こす肺炎球菌の抗体を作るワクチン」
太郎「それが、何で?」
康夫「肺炎球菌は、どこにでもある菌で、健康な人なら害はない」
太郎「だったら、ほっとけば?」
康夫「ところが、インフルエンザに感染して、体力が落ちている時に、この肺炎球菌を吸いこむと」
太郎「やな予感」
康夫「そう!肺炎になるのだ。確率は30%くらいだそうだ」
太郎「やっぱり」
康夫「で、新型インフルエンザの流行が見込まれる今年、この肺炎球菌のワクチンを接種する人が急増したってわけ」
太郎「なるほどね。新型インフルエンザに感染した上に、肺炎を併発したら命がもたない」
康夫「そう言うこと」
太郎「転ばぬ先の杖ってことか?」
康夫「季節性インフルエンザのワクチンも品薄なんだって」
太郎「そりゃまた、どうして?」
康夫「健康な成人は、今年、新型インフルエンザのワクチンは打ってもらえない」
太郎「数が足りないからね。医療関係者と持病持ち、それに年寄りと幼児だけ」
康夫「だから、せめて普通のインフルエンザのワクチンでも」
太郎「打てば安心?」
康夫「季節性インフルエンザに感染して体力が落ちてる時に、新型インフルエンザのウィルスに接触したら?」
太郎「弱り目に祟り目」
康夫「その通り。季節性インフルエンザを予防することは、間接的に新型インフルエンザの感染予防になる」
太郎「な~るほど」
康夫「ところが、今年は、新型インフルエンザのワクチン製造に設備をまわしたから、製造した季節性インフルエンザのワクチンは例年の8割」
太郎「そりゃあ、取り合いになりますわなぁ」
康夫「死にたくないからね」
太郎「じゃあ、僕も打ちに行こうかな?」
康夫「あればいいけど?」
太郎「それもそうだ。帰って酒でも飲むとしよう」
康夫「それでいいの?」
太郎「やっぱ、アルコール消毒が一番でしょ?」
康夫「・・・」