康夫「太郎ちゃん、知ってる?」
太郎「何だよ、藪からスティックに」
康夫「アメリカじゃさ、大統領が代わると、5万人が失業するんだって」
太郎「どういうこと?」
康夫「醤油うこと!」
太郎「殴ってもいい?」
康夫「大統領が代わると、スタッフを総入れ替えするんだって」
太郎「スタッフ?」
康夫「そう、大統領補佐官から始まって、末端まで5万人」
太郎「それ、全部大統領が選ぶの?」
康夫「まさかぁ!」
太郎「じゃあ、どうすんのよ?」
康夫「鼠算式だよ」
太郎「わかんない」
康夫「大統領が、重要ポストの何十人か選ぶでしょ」
太郎「ふむふむ」
康夫「その何十人かが、それぞれ何十人かの部下を選ぶと何百人になる」
太郎「ほうほう」
康夫「そして、その何百人かが、それぞれ何十人かの部下を選ぶと何千人になる」
太郎「それから、どした?」
康夫「そして、その何千人かが、それぞれ何十人かの部下を選ぶと何万人になる」
太郎「ほほぅ。で?」
康夫「だから、それでホワイトハウスのスタッフが総入れ替えになるってわけ」
太郎「なるほどねぇ。それで、アメリカの大統領は、思い切った政策ができるんだ」
康夫「醤油ぅこと」
太郎「それはもういい」
康夫「つまりは、スタッフ全員が大統領の信望者だから、前向きな意見しか出てこない」
太郎「いいなぁ。日本の官僚は、私利私欲。縄張り争いや面子ばかり気にして、ちっとも言うこと聞きゃしない」
康夫「であるね~!ムカつくよね~」
太郎「大将は俺だっちゅ~の!」
康夫「そうそう、知識を振り回して、『それはできません』『それはだめです』って、ことごとく潰しやがる」
太郎「俺たちより、いい大学卒業してるからね」
康夫「僕は早大だからまだましだけど、太郎ちゃんは学習院だもんね」
太郎「そうそう、小学校からエレベーター式のぼんぼん学校・・・って、おい!」
康夫「ごめんちゃい」