康夫「止まらないねぇ」
太郎「止まらないなぁ」
康夫「やっぱり世界恐慌?」
太郎「さぁねぇ」
康夫「無責任な発言」
太郎「そりゃあ、日本政府としてできる限りの手は打つけどさぁ」
康夫「よ!総理大臣」
太郎「やるけどさぁ。効果は保障できないよ」
康夫「そんなんでいいの?」
太郎「だってさぁ、景気をコントロールできるんなら、不景気なんてありえないわけで」
康夫「そりゃまぁそうだけど」
太郎「どうして株価は下がり続けるんだろう?」
康夫「それは、恐怖の無限ループ、連鎖反応」
太郎「何それ?」
康夫「先ず、銀行や証券会社の決算発表が軒並み赤字になる」
太郎「ふむふむ。住宅ローンの焦げ付きが原因だね?」
康夫「その通り。すると、金融関係の会社の株価が落ちる」
太郎「何で?」
康夫「投資会社や個人投資家が株を売るからさ」
太郎「どうして売るの?」
康夫「株価が下がると予測するからだよ」
太郎「どうして?」
康夫「それが恐怖心」
太郎「意味がわからない」
康夫「誰も売らなければ、株価は下がらない」
太郎「そりゃそうだ」
康夫「でも、誰か売るかもしれない」
太郎「そうだね」
康夫「もし、誰かが売れば株価は下がる」
太郎「ごもっとも」
康夫「誰かが売って下がる前に、高く売りたい」
太郎「そりゃそうだわな」
康夫「だから、みんなが一斉に売りに出る」
太郎「ほうほう」
康夫「当然、買い手はいない」
太郎「そりゃ買わんわな」
康夫「取引が成立しないと、売値を下げる」
太郎「下げなきゃ売れない」
康夫「下げても下げても売れない」
太郎「あらあら」
康夫「で、暴落」
太郎「それはわかった。それはわかったけど、下がり続けるのはどうして?」
康夫「それが、恐怖の無限ループ」
太郎「どういうこと?」
康夫「みんな、ある程度下がったら、止まるんじゃないかと思ってる」
太郎「へぇ~」
康夫「止まるんじゃないかな?と思ってるけど、自信が持てない」
太郎「なるほど」
康夫「で、やっぱり売る」
太郎「それから?」
康夫「株価は下がる」
太郎「そりゃそやな」
康夫「そると、下がったのを見て、他の投資家も売る」
太郎「ますます株価は下がる」
康夫「無限ループや」
太郎「なるほどなぁ。だったら、円を買い支えるように、株も日銀が買うたらええやん?」
康夫「金がない」
太郎「なんですとぅ?」
康夫「日本の借金八百兆円」
太郎「それって完全な債務超過やん?」
康夫「太郎ちゃん、難しい言葉を知ってるね」
太郎「馬鹿にするなぁ!」
康夫「チャンチャン」