僕の前世は犬だったのだろうか?やつらは骨を埋めては、その場所を忘れる。
いや、カヤネズミだったのかも知れない。やつらは冬に備えて団栗を貯える。食べ残しが芽を出し、大木になる。やつらは利用されている。
僕は、野菜の残りを冷蔵庫に貯える。そして、その存在を忘れる。思い出したとき、或いは偶然発見したとき、それはスープ状で元が何だったのかわからない姿になっている。
はて?これは何だったのか?
思い出しても食べられない事には変わりない。それは、庭のコンポスト行きとなる。
「残ったら、冷凍すれば」と、アドバイスされて、やってはみた。冷凍庫の中は冷凍焼けした野菜で一杯になった。三年物の茗荷もある。
お惣菜も、野菜も、肉も、魚も、皆冷蔵庫の中で、食料から肥料に変化していく。
冷蔵庫とは、もしかして肥料製造装置の別名なのか・・・
魚肉ソーセージを食べて、お腹の具合が悪くなった。残っていたソーセージの袋に書いてあった賞味期限は3年前に切れていた。腐らない食料は危ない!