こうして私とどストライク君のなんちゃって恋物語は終了した。
このなんちゃって恋物語のせいで、夫のチカオ君をたいそう傷つけ、涙まで流させてしまった。
そして、そんな夫を見て、私もとても動揺した。
最近の夫婦関係は赤ちゃんとお母さん。
チカオ君は赤ちゃん的に私にベタベタに甘える事は有っても、抱こうとはしなかった。
夫婦仲は良かったけど男女としては終わってた。
結婚前はあんなにラブラブイチャイチャだったのになー。
なので、私が浮気した事で、夫がこんなにショックを受けるとは思っていなかったのだ。女としての私に魅力感じてなかったんじゃないの?抱いてくらないなら外でやる!って何回も言ったのに、何も改善しようとしなかったのに。
どういう心理なんだろう。
家族として私に依存してたのかな。
母のように絶対裏切らない存在だと思ってたのかな。きっとそうだな。
私の辞書に後悔という文字はない。
と言いたいところだけど、今回はさすがに後悔した。
何に?
もちろん浮気したことでしょう。
ところが、道徳観念が著しく欠落した私が後悔したのはそこではない。
LINEを見られてしまったこと。
酔ってたせいで、無防備にLINEを見られてしまったあの夜。
あの夜に時を戻したい。と思った。
チカオ君には本当に申し訳ないのだけど、何度考えてもどストライク君との関係を深めたことに後悔はない。
どストライク君との関係によって、眠っていた私の女性ホルモンは目覚め、肌はツヤツヤ、腰はくびれ、表情は明るく、自分比でとてもベッピンさんになった。
身も心も愛されるということはそういう事(例えそれが勘違いで有ってもね)。
何度戻っても、私はきっとどストライク君に手を出すだろう。
私は家族を作れない人間だとつくづく感じた。
無償の愛、あうんの呼吸、空気。
私はそんなのでは満足できない。
四十路になっても、やっぱり女として見られたい願望が強すぎるのです。
チカオ君と離婚して、どストライク君と結婚したとしよう。
困難を乗り越えて結ばれた2人はラブラブ。
しかし年数を重ねるにつれ、2人は一緒にいることが当たり前になり空気になり、夜の営みは消えて行く。
だけど、2人の間にあうんの呼吸が存在し、周りから見てもオシドリ夫婦に見えるだろう。
あぁ幸せだわ~。
けどなんだろう、身体の芯が寂しいの。
私の中の女の部分が寂しい寂しいと言うの。
ねえ、私女だったよね?
女よね?
きっと私は何回結婚しても、女として愛でてくれる人を探すに違いない。
なんで?
なんか前世でなんか有りました?
それとも色情魔の霊に取り憑かれてるとか?
もしチカオ君と離婚する事になったら、永遠に結婚などしないと誓おう。
と思った。