今日は沖縄慰霊の日。
朝日新聞天声人語に「二つのガマ」の話が載っていました。
米軍に捕まれば虐殺され強姦される…
そんな恐怖の中、6割の方が自ら命を絶ったガマと
多くの方が救われたガマ。
明暗を分けたのは…
ノンフィクション作家下嶋哲朗さんによると
それは、ある老人の行動。
一人手ぶらでガマの外へ出て、投降を呼びかけていた米兵と話をした後、みなを説得。
老人は、元ハワイ移民で英語ができた。。
英語ができたことが、明暗を分けた!!
という安易なことが言いたいわけじゃなく
ハワイで暮らしていたからこその、アメリカの文化、人、考え方…諸々への理解
今、自分が置かれている状況把握、判断、行動力
芯の強さ、自分軸があり
多角的なものの見方
ができる方だったのだと思います。
私は英語を教える立場で26年が経ちますが、大切にしていることは「英語はツール。それを使ってどう世界を変えていくか」ということです。
ツールを使う、本体の在り方が如何に大切か。
いつも心にとめていることですが、この方から、改めて教えて頂きました。
その証拠に、この方は「鬼畜である敵を殺し、自らも死ぬことが国民の使命」とされていた戦時下の日本で
普段は「非国民」と言われていたそうです。
改めて、自分の在り方を問われているように感じました。
ご冥福と平和への祈りを。
全てに感謝。