昨日は木更津へ。
釣り?
氣志團?
まちゃまちゃ?
西日に照らされたコリアンパブの看板や♪紫色のアクリルのドア~その向こうはバリヤバ・アナザーワールド♪的なお店を横目で見つつ、やるせない空気に満ち溢れた空っぽの街角の商店街を通り過ぎ・・・
駅から徒歩15分、秋の切なげな夕陽を背に橋を渡って海の上にある会場の「中の島公園」へ。
“天幕 渋さ知らズ@木更津中の島特設天幕舞台劇場”に到着。
既に会場では”上総舞来陣 風“による歌と舞が始まっていた。
雰囲気はヒジョーにピースフル。フジロックで言えばフィールドオブヘブンかデイドリーミング的な風情。
芝生に寝転び、何組かのワールドミュージック的な音にビールと共に酔いしれ、時間が過ぎていく。
メインステージである天幕の中に入り、“風煉ダンスと海猫クラブ”を観劇したあとは、”ハワイアン永塚バンド”の登場。御年70歳くらいの二人組によるハワイアン。ウクレレを演奏しているのは、会場に建材を提供した富津の土建屋「有限会社永塚建設」のシャチョーさん。「君といつまでも」の大合唱が良かった。
永塚バンドが終わると、いよいよメインアクトの”渋さ知らズオーケストラ”が登場。
渋さを観るのは去年6月のCC Lemonホール以来二度目。
ステージの上には直径15mくらいの巨大なカニ?のオブジェ。そして見目麗しきダンサーと舞踏軍団。
20名以上から構成される巨大バンドが織り成す無限ループなフレーズ。ボレロ的高揚感。
ジャズ?前衛?祭り?ダブ?ちんどん?ジャンル的には無所属革新派であることは間違いない。
体感したことを、稚拙な言葉でしか表現できない自分が情けない。
どう表現してよいかわからないので、wikiを見ると、こう書いてある。
<音楽性>
渋さは、中心人物の不破大輔がジャズベーシストとしても活動していることから判断される通り、ジャズバンドにカテゴライズされることが多い。数十名に及ぶ管楽器隊を中心にサウンドを構成していることからもその傾向は伺えるが、管楽器の中にもジャズに留まらない前衛音楽的アプローチやちんどん演奏があり、ギターやキーボード等にロックへのアプローチも見られ、十名近いダンサーがステージに上がりリズミカルな旋律を奏でることからダンスミュージックであるとも言える。さらにそのダンスにおいてもキャバレーダンサー、暗黒舞踏家、サンバダンサー等幾種類ものダンスが表現されている。果ては巨大な龍を始めとするオブジェをステージに上げたり、炎を燃え上がらせたりといった舞台装置も用いられる。多種多様なアプローチが渾然一体となって表現され、最早「音楽」としての定義を遥かに凌駕したところに存在するといえる、他に類似を見出しにくい極めてユニークなバンドである。
確かにステージの後ろで、火焔太鼓的なものもあったし、チェリストが楽器から火花を散らしてた(楽器を支える金属部分と電ノコを接触させてバチバチ)。
野外での盛り上がりはホールのそれを大きく凌ぐ。年齢層も若い人が多くて跳ねっぷりも半端なく、舞台袖から関係者が勢いよくダイブしてきたのには驚いた。
とにかく盛り上がった。最高のステージだった。
ということで秋のライブ参戦一発目は渋さ知らズ。
10月の池袋大作戦や11月のO-EASTにも参戦しようかな。
しかし池袋大作戦
のほうは、舞踏班やダンス班や美術班、音楽班といったワークショップに参加すると、ステージに一緒に出演できるかもってところがすごい(自分は観るだけだけど)。
それでは、渋さを知らない人のために・・・
公式ページ
に掲載されているyoutube動画よりフジロックとグラストンベリーの様子。フジとグラストンベリー両方に出た日本のバンドは有史以来、他にいないんじゃないかなぁ。
FujiRock 2002
Glastonbury Festival 2002