友を想う | 男の滑走路

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日々の出来事を徒然に・・。

今日は友人の一周忌@高崎。

底冷えする曇り空の高崎に生前親しかった人々が集った。

会社の同期、大学の同級生、先輩、後輩、映画制作会社の面々・・・

会社の同期と大学時代の友人たちが同じ場所にいるというのは何とも不思議な感じがしたけれど、友人と自分の繋がりを改めて感じる一日だった。

住職さんが般若心経を唱えている間、彼が亡くなった昨年四月から今に至る一年間について考えていた。

サッカー観戦のとき、映画を観たとき、大学の友人と酒を呑み、カラオケを歌っているとき、本社でキックオフに参加しているとき、彼のオフィスがあった五反田のTSUTAYAの前を通ったとき、仕事で辛かったとき、心の中で彼にふと問いかけていたことが多かったような気がする。

「どぉよ?」

問いかけてただけじゃない、その場にいるような感じがしたことも何度もあったし、その場に「よぉ~」と来るような気がした時も何度もあった。

そんなことを考えながら、お寺を後にして、彼の友人のお店で会食。

会場まで迷って30分も歩いたのは想定外だったが。

お店をふと見渡すと彼の遺品が飾られている。

どれも思い出深いものばかり。

サッカー観戦に毎回持ってきていた日章旗。

サッカー観戦の時に着ていたウルトラスニッポン(Bombonera)のMA-1。

マリノスのマフラーに、日本代表のマフラー。

MA-1と日章旗とマフラーと旗を掲げるためポールは友人のサッカー観戦4点セット。

彼からはナショナルアンセムを精一杯歌うことを習ったし、情けない試合の時は代表だろうが思い切りブーイングすることも教わった。奥方が作ったお弁当を頂いたこともしばしば。

マリノスのマフラーは2007年1月にマリノスタウンお披露目イベントの時に一緒に買ったものだ。彼とゆっくり過ごした最後の時だった・・・

そしてMA-1に付いている幾つものピンバッヂは彼が生前収集していたもの。

レアルがトヨタカップに来たときに一緒に買ったやつもあったし、さいたまスタジアムのこけら落としで日本代表がイタリアと戦い、柳沢のスーパーボレーシュートで先制した試合のバッヂもあった。

そうそう、あの日は半日年休を取り、午後から開場まで彼と一緒に並んだ記憶がある。

自分がオールドトラフォードに行ったときに司馬周にお土産で買ってきたマンチェスター・ユナイテッドのバッヂもあった。

そして遺影の上にはSchottのライダース。

いつだったか、一緒に中野サンプラザへラモーンズのライブを見に行った時、このライダースを着ていたように思う。

本当に想い出がいっぱいbyH2oだ。

また暑くなる季節にでも友人に会いに高崎に来よう。