手際陽子 | 男の滑走路

男の滑走路

日々の出来事を徒然に・・。

今朝のお話。

満員電車のドアの傍のエアポケット的なところ(何て言うんでしたっけ)に立っていると、一つ先のドアの同じ場所に見目麗しき女性が立っていた。

きれいな人だなぁと一瞬思って、また、ふと我に返り、本日のToDoを頭でなぞっていると、茅場町に差し掛かるくらいのところで、その女性がガクガクと屈んでしまった。おそらく貧血だろう。

周りの人がその様子に気付き、すぐさま後ろの会社員が「大丈夫ですか?」と背中をチョンチョンと叩き、隣のインド人が、座らせた方が良いと、その会社員にジェスチャーで指示して、座って寝ているサラリーマンを起こし、そこに座らせようとするも、女性ということもあるのか、なかなか座らせることができないでいると、後ろから女性が現れ、倒れそうな女性の腰に手を回し、うまぁぁく席に座らせ、すぐさまコートのベルトや上着のボタンを外し、額の脂汗をハンカチでぬぐい、脈をはかり始めた。

なんと手際の良いことか。

おそらく看護士の方なのだろう。

おばあちゃんが倒れたときの自分の対応に比べて、雲泥の差だ。

そして、おばあちゃんが倒れた時も今回も、傍にいたインド人がサポートがしてくれたのは偶然なのだろうか。