2026年冬アニメ『透明男と人間女 〜そのうち夫婦になるふたり〜』を視聴しています。
「社会不適合者矯正アニメ」
「どゆこと?」
タイトルから察せられるように、劇中には、透明人間とふつうの人間がいます。
透明人間は、薬などで人間が透明になった結果ではなく、人間とは別の種族という設定です。
他にも、獣人(ネコ系・鳥系・トカゲ系)、エルフ(白・ダーク)、鬼などの、いわゆる亜人とよばれる種族が登場します。
文化・文明レベルは、現代の日本と同じと考えて差し支えありません。
一見、日常系にファンタジー要素を雑にぶっこんだような世界観ですが、おそらく、原作者は、〝多様性〟を表現したくて、このような設定を採用したのではないかと思います。
ストーリーを見てジャンル分けするなら、ラブコメとなるものの、テーマに着目すれば、異種族間のコミュニケーションギャップの克服、となるのではないでしょうか。
原作者の岩飛猫先生の他の著作を調べたら、異種族を扱ったものばかりだったので、単純に人外を描くのが好きなだけ、という可能性もありますけど……。
ヒロイン・夜香しずか
探偵事務所所長・透乃眼あきら
透明人間の男性と、全盲の女性のカップルです
ふたりのイチャラブをニヤニヤしながら観るのも楽しいですが、この作品で感心するのは、異種族間の溝を埋めるエピソードを、さりげなく、しかし丁寧に描いている点です。
鬼と人間とのハーフである少年ゆう
鬼は怪力を特色とする種族で、ゆうくんもその特性を受け継いでいます。
友達と鬼ごっこをして遊んでいるとき、タッチする力が強すぎて、相手を突き飛ばしてしまうという事故を起こしてしまいました。子供なので、力のコントロールがまだうまくできないのでした。
友達を傷つけたくないゆうくんは、遊び仲間から外れようとしますが、「誰かがいなくなって解決……は、よくなったことにならないですね」という、しずかさんのアドバイスにより、ひとつの提案をします。
直接手でタッチするのではなく、ネコジャラシでタッチすれば、怪我をしなくて済むのでは、と。
すると子供たちは、それだとタッチされたことに気付きにくいから、ネコジャラシを束にしよう、と、自分たちで工夫し始め、友達同士、また仲良く遊ぶようになったのでした。
――ただのほっこりエピソードとして見ればそれまでですが、ここには問題解決のアイディアと思いやりとで異種族間の溝を埋めようとする智慧があります。このような点が、本作の隠れた見どころであると思います。
あきらさんが「満月がきれいだ」と言うと、しずかさんは「どうして満月はきれいなんですか?」と尋ねます。月を見たことがないので、想像できないのです。
少し考え、あきらさんは答えます。
「黒い空に黄色い丸が浮かんでいるからでしょうか」
「海苔の中に柚子がある感じですか」
しずかさんの応答にあきらさんは少し面食らいました。
しずかさんは、子供のころ、丸くて黄色いものは柚子、四角くて黒いものは海苔と、お母さんから教わったのでした。手で触った感じでおぼえているのです。それが彼女の認識する世界なのでした。
あきらさんは、空を見上げて、想像力で月を柚子に、夜空を海苔に置き換えてみました。
「これは私たちふたりだけの満月ですね」
――こういうふうに、相手の世界を否定せずに、優しく応じることができたら素敵だよね!
儂には無理ですわー。
海苔に柚子とか妙なことを言われたら、
「何じゃそりゃ!」
漫才のノリで反射的にツッコんでしまいますから。
こっちはツッコミ=否定のつもりでなくとも、相手は否定と受け取るんだろうなあ。
だから社会不適合者なんだよ。あきらさんのコミュニケーションを見習わねば。
「それで社会不適合者矯正アニメか」
ボブキャット系獣人・写螺子(じゃらし)ルナ
キャンプ回の水着姿を見て、写螺子さんがエロいことに気づいてしまった!
(しかし透明人間の絵面、シュールやな……)
儂の中のゾオン系が覚醒しそう……。
ケモノ堕ちしそうになったところで記事を終わります。








