『仮面ライダー BLACK SUN』は、「仮面ライダー生誕50周年記念プロジェクト」のひとつとして企画された『仮面ライダー BLACK』のリブート作品。
2022年10月より Amazon Prime Video で全10話が配信されました。
レンタル屋さんに行ったら、DVD全3巻が置いてあったので、レンタルして鑑賞しました。
あらすじ(公式サイトから引用):
時は2022年。国が人間と怪人の共存を掲げてから半世紀を経た、混沌の時代。
差別の撤廃を訴える若き人権活動家・和泉葵は一人の男と出会う。
南光太郎──彼こそは次期創世王の候補、「ブラックサン」と呼ばれる存在であった。
50年の歴史に隠された創世王と怪人の真実。
そして、幽閉されしもう一人の創世王候補──シャドームーン=秋月信彦。
彼らの出会いと再会は、やがて大きなうねりとなって人々を飲み込んでいく。
感想。
怪人と人間が共存している世界かあ。(なるほど)
ゴルゴムが政党になってる!?(大丈夫かいな、この設定で)
と、序盤で少し懸念を抱きましたが、そんなもの、すぐに跡形もなく吹き飛びました。
メチャクチャ面白かったです。
続きが気になって、全10話をイッキ見――と言いたいところですが、実際は2巻と3巻がレンタル中だったので、1巻を観てから、後続を視聴するまでに、ちょっと間が空いてしまいました。
でも、2・3巻はまとめてレンタルし、ほぼイッキ見でした(ほら、平日は仕事とかあるからね)。
私が「面白い」とストレートに褒めるとき、それは感情を揺さぶられたことを意味します。
ルー大柴演じる総理大臣とか、今野浩喜演じる怪人差別主義者とか、もう憎たらしいったらありゃしない。――作品を分析的に鑑賞するクセのある私が、悪役に対してこうも素直にヘイトを抱くのは、かなり珍しいことなのです。
ヒロインの葵ちゃんが○○○されたときは、「え~、その展開やっちゃう!? 18+~!!」と謎のレーティング叫び(心の中で)。
そしてブラックサンこと南光太郎の最後――あのシーンがここにつながるのか、切なすぎるだろ、となって、しんみりしてしまいました。
以下、ネタバレあり。
悪とは、何だ。悪とは、誰だ。
と、キャッチコピーにありますが――。
本作では、怪人=悪という図式にはなっておりません。
怪人は、戦争用の生体兵器として開発された改造人間であり、戦争が終わり使い道がなくなったと思われたものの、意外なところに需要がありました。
マニアックな性癖を持つ世界中の金持ちが、怪人を欲しがったのです。
怪人ビジネスで私腹を肥やす日本国首相。
政党ゴルゴムは、怪人ビジネスを容認することと引き換えに、社会に怪人の居場所を確保しようとするが、怪人に対する一般人の差別と偏見は根強いのであった――。
怪人にとって救いのない世界で、主人公である南光太郎は、ひとりの少女を守るために怪人としての力を振るいます。
彼が正義の味方かといえば、話はそう単純ではありません。
ヘブンと呼ばれる怪人専用の食糧があるのですが、原料は人間の肉片です。
光太郎は、決してヘブンを食べようとはしませんでしたが、少女を守る力を得るために、ついにヘブンを口にします。
席を外そうとする少女に、しっかり見ておけと言い放って。
大切な人を守るのも、きれいごとでは遂行できない世界――。
もう一度、キャッチコピーに目を向けてみましょう。
悪とは、何だ。悪とは、誰だ。
世界滅亡とか、そういったスケールの物語ではありませんが、なかなかに重厚な世界観に痺れました。
かっこいい
超学生の歌う主題歌もかっこいい




