後を生き残り隊員の村田さんに任せ、
操り鬼のところへ向かう炭治郎と伊之助。
その前に、ポニーテールの女性隊員が立ちはだかる。
彼女も、もちろん、操られている。
次巻(5巻)のおまけページで名前が判明した
ポニテ隊員の尾崎さん。
一時期、ネットで異様な人気を博していた記憶があります。
本来の身体能力以上の動きを強制されるため、
手足の骨が折れながらも、刀を振るいます。
その凄惨さが、異常な色気を醸しています。
炭治郎は、彼女を宙高く放り投げ、
操り糸を木の枝に絡ませることで、
殺さずに動きを封じることに成功しました。
それを見ていた伊之助が、面白がって
真似し始めるのはいいとして……。
単行本104ページ、1コマ目、伊之助の足もとに、
「3」の字を横倒しにして「M」にしたような黒いものが
描かれているのですよ。
これ、何だっけ……思案しているうちに、思い出しました。
「両さんの眉毛」だ!!!
週刊少年ジャンプ、2016年42号は、「こち亀」最終話の掲載号。
その企画で、各連載漫画に、「両さんの眉毛」が
出張していたのでした。
消さないのかーい!!
コミックス派には意味不明だろ、これ。
累は、鬼殺隊員の始末に時間がかかりすぎだと、
母鬼にプレッシャーをかけます。
母鬼は、累と、〝父鬼〟に対して、怯えを見せます。
――この描写、鬼の家族の力関係がよくわからず、
不気味さと混乱を読者にもたらしつつ、
とりあえず、父鬼は強そうだとの印象を残します。
「那田蜘蛛山」編の、異様なまでの緊迫感は、
「確定情報のないことによる読者の不安な心理」が、
その一因になっていると思います。
ここでは、読者は、必ずしも、主人公の目線と一体になって
ハラハラドキドキしているのではありません。
メタ的視点を持っている読者に対して、
「情報の欠落」による揺さぶりをかける――。
それが、吾峠先生の戦略であるように思うのですが、
果たして?

