莉乃さん、今回の "真夜中" の放送は、莉乃さんの "親知らず4本抜き" 直後の収録のため、莉乃さんは痛くはないと仰るのですが、見ている私たちにはなんとも "痛々しく" 感じられました。
アメリカでは体力に任せて "親知らず4本抜き" をすることは珍しくありません。病気ではないし、手間を省くという合理性を重んずるアメリカの行きすぎた考え方の賜物でしょう。アメリカはなんでもやることが極端なのに、抜歯後に出血や痛み、腫れが伴うことなど一切苦にしない人たちが多いのです。やせ我慢ではなく、アメリカ人は本当は頼もしいのかもしれません。うちの息子も中学の時に彼らの仲間入りをさせられ、果敢に挑戦した結果、数日間ちょうど莉乃さんぐらい頬を腫らしておりました。
参加者のうちの何人かを知っていたり、一緒に仕事したこともあるという莉乃さんは、なんの違和感もなくスッとこのおじさんたちのトークに仲間入りです。莉乃さんが、九州のモーニング娘の "若くて (当時中学生) 可愛い女ヲタ" と呼ばれていたという話はよく聞きますが、この集まった人たちが当時莉乃さんをそう読んでいた人たちだったというのは、なんだか時を超えた不思議な世界を見る気がしました。きっとリリーさんも同じ思いではなかったでしょうか。中学の時から、直接そしてネットで間接的にオトナのおじさんたちと語っていたのが、莉乃さんの今を作っている気がします。
モーニング娘。や Berryz工房の話、そしてハロプロエッグのオーディションを受けたものの書類審査で合格しなかった、というエピソードを夢中で語る莉乃さんは、Love Trip で時を超えてハロプロヲタ時代に戻ったようです。
東京タワーを背景に真夜中の六本木の街を莉乃さんは、リリー・フランキーさんに連れられてファミレスに向かいます。目指すはカフェレストラン "ガスト"。途中、AKB48選抜総選挙を控えてリリーさんが莉乃さんのファンについて質問です。"私はオタクのウケは悪い。特定の一部の人たちに好かれているだけ" と自己分析する莉乃さんですが、幅広い層のオタクや中国の富裕層もバックについているからこそ女王の座にある、とリリーさんに冷やかされます。
ガストに入ると "ヤバそう" "ヤバイ" と莉乃さんが連呼です。アイドルヲタのおじさんたちがファミレスの一角を陣取って、真夜中のアイドルトークを繰り広げているのです。