ウェディングプランナーとして仕事が充実している一方、恋愛に奥手な輪花(土屋太鳳)は、同僚の尚美(片山萌美)の後押しでマッチングアプリに登録をすることに。勇気を出して一歩踏み出し、デートに臨んだ輪花だったが、現れたのはプロフィールとは別人のように暗い男・吐夢(佐久間大介)だった。その後も執拗にメッセージを繰り返し送る吐夢に恐怖を感じた輪花は、取引先でマッチングアプリ運営会社のプログラマー影山(金子ノブアキ)に助けを求めることに。しかし時を同じくして”アプリ婚”した夫婦が惨殺される事件が連続して発生。被害者たちが輪花の勤める結婚式場で式を挙げていることが判明するのだったー。

 

これはびっくり。

きっとしょうもない映画だろうと思って観たらすごくしっかりしていた。

佐久間くんが出演しているし、どうせアイドルの出る映画だろうとたかを括っていた。

ごめんなさい。

 

ジャンルはサスペンスかな。

 

恋愛や結婚にさほど興味のない主人公・輪花はなんとなくマッチングアプリを始める。

まずもって昭和な私にとってマッチングアプリで相手を探すという感覚がないのでその時点で恐ろしく感じてしまう。

その会社のマッチングアプリを使用していた人間が次々に殺されているのになんで始めるかな。

 

そこで知り合った吐夢(佐久間くん)が怪しすぎるのと、マッチングアプリの会社のプログラマー影山の笑顔があまりにも屈託ないのでうっかりと金子ノブアキなのに今回は良い人の役かあと騙されそうになってしまった。

 

 

 

しかしマッチングアプリで現れたストーカーよりも何よりも輪花の父親の昔の話が怖いって。

ほんと怖すぎるって。

 

一言で言えばストーカー今昔物語でした。

 

何層にもなっていてめくってもめくっても気味が悪い。

結局とんでもない結末ですねと驚愕してしまう。

 

細かいところはツッコミどころもあるとは思うのですが、最初から最後まで面白かった。

想像の100倍は良い出来だったなと思いました。

 

しかし影山とも吐夢とも平気で対峙できる輪花こそ実は不気味な人間なんじゃないかっていう気すらする。

生い立ちによって心に中に怒りのようなものを飼っているのは実は輪花も一緒なんですよね。

 

 

 

 

 

こちらが原作です。

小説もまた監督の内田英治さんの作品だそうです。