説明

山の中腹に建つ家に引っ越してきた、小学四年生の日々乃翔太。周りの家がどれも未完成でうち棄てられていることに厭な感覚を抱くと、暮らし始めて数日後、幼い妹が妙なことを口にする。この山に棲んでいるモノが、部屋に来たというのだ。それ以降、翔太は家の中で真っ黒な影を目撃するようになる。怪異から逃れるため、過去になにが起きたかを調べ始めた翔太は、前の住人の残した忌まわしい日記を見つけ――。“最凶”の家ホラー。



三津田信三さんの作品は怖くてすごく好きなんですが、この作品は取っ掛りの部分はいつもより普通で禍々しいとまでの感じはない。

これからか?


実は長編ってあまり得意じゃなくて、三津田さんの〇〇の如く〇〇するもの的なタイトルの作品は全然読んでいないです。


レンガ本とまでは言わないけれど厚いなというプレッシャーがある。


読みたい本が沢山あるので、文藝以外はサクッと読みたいんですよね。

文藝作品はサクッといかないところに意義がある。


去年から本代が爆上がりでほんと自重しろよって感じなんですが、ついフラフラ。


そう言えば去年これを買ったんですが、



私、突然気づいたんですが、私って全然ミステリーファンじゃないみたいなんです。

少なくても、ミステリーは好物ですって感じではない。


このミスの中にはもちろん読んだ本はほとんどなかった💦


自分は一体どんなジャンルが好きなのか、すっかりわからなくなって迷宮をさ迷っている←今ここ


自分が読める絶対量にも限りがあるし、色々思うと焦燥する。


それでも今対峙するその作品と真剣に勝負するのみだと思う。

読書は有益である必要はなく、読書は単なる娯楽である。読書を何かに役立てようと期待することもないし、何か心に触れるものがあったとしてもその全てを完全に覚えておくことはできずに指の隙間から零れていく。

それでも心に触れる言葉の積み重なりが自分の心を支えてくれたりもするものだ。


だから、小さい時から本は私の友達だったんだと思う。