いつも仲良くしていただいているこず衣さんのブログを拝見しました。

今年はあまり戦争に関する番組を見かけていないけれど、戦後71年だからでしょうか?

去年は70年で区切りだから特集があって、今年はそれも減ってしまう。


本来はそういうことではいけないと思う。


昨日用事があってちょっとしか観られなかったのですが「原爆の子」の佐々木禎子さんのお兄様のお話をテレビでやっていました。


私が昨日迎えたようにいつもと同じ暑い朝、あの日の広島の方々にとってもきっとそういう朝だったはず。

家族でご飯を食べて、学校や仕事へ向かっていたはず。


本当に胸が苦しくなります。

少なくても戦争に関して、何も罪がないし、何の決断も下せない庶民がたくさん死んでいった。

だれがどういおうとその事実は真実だと思う。


戦争は感情論じゃない。

だから感情に訴えるようなことを描いても無駄なんですが。


でも世の中の色々な事、決まり、決断・・・結局は人間が下しているわけで、

その一人一人に感情がないわけではないはずなのにね。


70年以上経ったから知らなくても当たり前。

それはそうなんです。

特にそういう教育がなされなければ知らなくて当たり前。


でもね、自分の国の歴史だから、良いことも悪いことも知らないで済ませるのはやっぱりおかしい。

否が応でも自分は日本人だし、自分って何?というアイデンティティの話になった時には自分の国を知っていることもまた大切だと思うのです。


自分も戦争を知らないから、戦争の本当の恐ろしさはわからない。

それでも自分が子供の頃には学校で映像を見たりとかそういう教育があった。


そして素直に単純に戦争はいけないものだ、怖いものだと思ったはずだ。

そういう感覚が実は大事なんじゃないかなあ?


『ホタルの墓』は確かに悲しくて怖いと感じる映画だと思う。

でも、“悲しくて怖い”のが戦争なんじゃないのか。


子供に対して残酷だと思うかもしれないけれど、そこは親御さんがフォローしてでも観る意味があると思う。

もしくは小学校の高学年にもなれば自分で理解してくれると思う。


戦争から時が経ったからと言って悪い意味で風化させてはいけない。

恵まれた環境にいればそうでないことは知ることができないし、なかなか理解できない(実感がない)。

怖いとか、恐ろしいという刺激を受けることから過保護にしすぎたらいけないと思う。


最近は間違った右翼的な発言をよくみかけるけれど、

戦争が起きたら、一般人の生活に何が起きるのか?ということ、

それから日本の歴史、それらを良く知った上で日本の国を愛する・・・それが愛国心というものだと私は思う。