『NINE』
観てきました
いやー、豪華絢爛
こんななにやら楽しげなシーンとはうらはらに・・・
ストーリーはスランプに陥った映画監督と彼をとりまく女性たちの恋愛模様という感じです。
好き嫌いの分かれるところかとは思いますが、舞台好きな私は満喫してまいりました
この映画は中途半端に頭を使っちゃいけないと思う。
うんと頭を使うか、全く使わないで楽しむかどっちか。
色男の映画監督グイドと肉食女子たち(笑)
いまどきの男の人はおなかいっぱいになっちゃうかな?
グイドのミューズを演じる、ニコール。すごく綺麗だった
冒しがたいグイドの理想の女性と崇められるがゆえに生身の女としてみてもらえない切なさを歌いあげるところは感動的でした。監督と女優・・・普通の恋愛ではないけれど、その二人の間にあるのはやっぱり一種の恋愛のようなものと呼べるわけですものね。
娼婦役のファーギーのこの椅子プレーのシーンがかっこいいの
赤はやっぱりセクシーな色だなと再認識。
子供の頃に知った女性観というのかな、性の目覚め?それが男性におとす影はとてつもなく大きいようです。(
それから
このケイト・ハドソンの『シネマイタリアーノ』のドレスがすっごくかわいい (ゴールディ・ホーンの娘ですよね?)
ダンスも60年代っぽくてかっこいいし、バックダンサーの男性の服装も細身スーツに細ネクタイ、サングラスっていうね・・・ブルースブラザース的な。
私の好きな感じなんですよ。
グイドは愛すべきだめ男、だからこそまわりの女性たちから愛され、可愛がられている。
そんなグイドこそがイタリアそのものっていう気がします。
それにしても、グイドが女性に求めるものは悲しいかな一人の女性では賄えかねると思われます。
最後になりましたが、ソフィア・ローレンはそこにいるだけで圧巻。
まさしく大御所ですね。
なまでミュージカルが観てみたくなる作品です。
フェリーニの映画の焼き直しじゃなくってよかった。
ストーリー:1964年のイタリア。スランプ中の映画監督、グイド・コンティーニ(ダニエル・デイ=ルイス)にとって、妻のルイザ(マリオン・コティヤール)だけが心のよりどころだった。ところが、妻以外にも愛人カルラ(ペネロペ・クルス)や主演女優のクローディア(ニコール・キッドマン)など美しい女たちに囲まれているグイドは、愛とプレッシャーとのはざまで幻想の世界へと陥っていく