パリジェンヌのお気に入り/米澤よう子
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先日購入した『パリ流おしゃれアレンジ』に続き、『パリジェンヌのお気に入り』を買ってみました。

こちらの方がイラストが作品っぽくっていい感じ


パリの定番スタイルとか、ショップとか、日常について書かれていてなかなかおもしろかったです。


日本的考え方だと、流行を追ったり、みんな同じものを着ていたり、反対に個性的になろうと奇抜なものを買ったり、ひたすら沢山買いすぎたり・・・

おしゃれな人ほど陥りやすいですよね。


ここは日本でパリではないから、パリジェンヌはこうですよ・・・と言われてもそれを真似すればいいってものではないけれど


そこここ参考になります


ベーシックなものを買って個性的に着こなす心意気とか


自分に合ったものを吟味して買うとか、


必ず試着することとか・・・


そんなにパリに興味なかったのですが(ヨーロッパでは断然イタリアが好きなので)

マルシェのくだりなど読んでいたら行ってみたくなりますねドキドキ


パリで暮らしていくためには non で始まることに慣れなければならない


という一文がありましたが

確かに海外で暮らしていくということは不便が当たり前ということになれていくことです。

日本みたいに至れり尽くせりみたいなことはまずないし。

修理は1回では直らなかったり、時間の約束が守られなかったり。

色んなびっくりに慣れてタフになっていかなくちゃならない。


実際私もアメリカ生活では悔しい思いもしたし(もちろん楽しいことの方が多いですけど)

ほんとに逞しくなりました(笑)


暮らし始めてすぐにシェーキーズでオーダーしたピザをメキシカンの店員が「おまえんじゃない」と渡してくれなくて、「いんや、私のですわい!マネージャーを呼べ!」と大立ち周りをして手に入れたことを思い出すと今でも笑ってしまいます。


もともとおとなしくてびびりの私が言わなくちゃならないことを言えるようになったのはアメリカで逞しくなったからなわけで、

だから米澤さんの本に書いてあることがよくわかる。


離れてみて日本の文化の良いところ、悪いところも客観的にみれるような気がします。



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